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外資系金融業界を目指す人へ!難易度や学歴・仕事内容など詳しく解説

f:id:tenshoku66:20230605032938j:image外資系金融業界の転職難易度は高い

一般的に、外資系金融業界への転職難度は高いと言われています。
その理由は、ただ求人倍率が高いためだけでなく、豊富な知識や高い思考力を求められるためだと言われています。
外資系金融業界の具体的な特徴は以下の通りです。

外資系企業はプロフェッショナルを求める

外資系企業は、プロフェッショナルな人材を求めています。
その理由は、完全成果主義のポジション別採用で少数精鋭なので、すぐに結果を出せる人が必要だからです。
外資系金融で通用するプロフェッショナルな人材とは、次のスキルを持つ人のことを指します。
激しい変化に対応できる人
新しい仕組みを即理解できる人
求めるポジション(マーケティング、営業など)について実務経験がある人
求めるポジションについて、誰にも負けない豊富な知識を持っている人
また、上記のスキルの他に、顧客に満足感や安心感を与えられるような高いコミュニケーション能力や、説得力のあるプレゼンテーション力、高い英語力なども求められます。
これらのスキルは一見多角的に見えますが、金融業のポジションで、自分の業務を遂行するための一転集中的な技術のことを指しています。
「広く浅く」ではなく「狭く深く」、つまり自分の業務で高い成果を上げるために重要な技術のみを研ぎ澄ましている人が求められていると言えるでしょう。

日系大手出身者はゼネラリスト傾向が強く苦戦することも

外資系企業は自分のポジションについて熟知したスペシャリストを求められるため、ゼネラリスト傾向が強い日系大手企業出身者は苦労するかもしれません。
ゼネラリストとは、企業や仕事について、広範囲にわたる知識をまんべんなく網羅している人のことを指します。
実力や勤続年数に応じて管理職に上がったり、何でも経験できる総合職のポジションが用意されていたり、まずは全体研修をしてから部署に配属したりすることからも、日系企業は一人の社員がすべての業務を網羅することを求めています。
しかし、外資系企業に総合職等はなく、営業職として入社したら営業職、マネージャーならばマネージャー職、というポジション別採用が一般的です。
そのため、長年日系企業で勤めた人は、「専門性が低い」と見なされる可能性があり、外資系金融企業への転職に苦戦するケースが多々あります。
外資系企業への転職では、様々な業務を経験したことではなく、自分の目指すポジション一つに絞って自己PRすることが大切だと言えるでしょう。

外資系金融業界は年収が高く人気!転職に人気な企業ランキング

外資系金融業界が人気なのは、年収が高く、待遇が良いためです。
なかでも高い人気なのが、次の5つの企業です。

1位:ゴールマン・サックスf:id:tenshoku66:20230605032845j:image

ゴールドマン・サックスとは、アメリカ合衆国に資本を置く金融系企業グループで、株式や債券などのブローカー業務のほか、保険や投資銀行の業務も行います。
日本の支社は東京六本木に位置し、資本金は4億9,000万円と、大規模企業です。
昇給・賞与は年に各1回で、完全週休二日制で、祝日と年末年始休暇、有給休暇が保証されています。
社員の多様性を認める方針で、社員のトレーニングプログラムや各種支援サービスが整っていることが特徴です。
新卒採用とキャリア採用の2つの内定方法があり、求める人物像は起業家精神と行動力、洞察力が高い人です。

2位:シティグループf:id:tenshoku66:20230605032855j:image

シティグループは、マンハッタンに本社を置く金融関連企業の持株会社で、100億円以上の資本金を持ちます。
年収の幅は広く600~1,800万円で、有給消化率が73%と高いことが特徴です。
高い年収だけでなく、土日祝日と年末年始の休暇や、産休・育休、生理休暇、パーソナルケア有給休暇などが整備されており、仕事と生活のバランスを取りやすいところも、人気の理由の一つです。
社内には従業員が休憩やミーティングに使用できるフリースペースや、子育て中の女性が安心して働くための託児所などが完備されています。
そのほかシティグループは、外資系企業には珍しく、退職給付制度や介護サポートプログラムなどの福利厚生も整っています。
社員の性別や年齢ではなく、実力や可能性に応じて仕事を割り振る社風が定着しており、自分が担当する業務のスペシャリストを目指せる点が高く評価されている会社だと言えるでしょう。

3位:UBSグループf:id:tenshoku66:20230605032902j:image

UBSグループは、スイスに拠点を置く金融機関です。
日本における企業展開の内、UBS証券株式会社の資本金は321億円で、安定性が高い大企業だと言えます。
UBSグループのベース給は600~700万円で、インセンティブを含む平均年収は1,100万円と、高収入が見込めるでしょう。
完全実力主義ですが、完全週休二日制で年末年始休暇があり、勤続年数による年次有給休暇(15~25日)のほか、産休やボランティア休暇などの制度が充実しています。
借り上げ社宅や従業員支援プログラム、福利厚生倶楽部などがあり、外資系企業のデメリットである福利厚生の薄さをカバー、長年日系企業で勤めた人でも中途採用で挑戦しやすい職場だと高評価を得ています。
UBSグループが求職者に求めるのは、主体性と責任感、問題解決力の3つです。自信のある人は、ぜひ挑戦してみてください。

4位:クレディ・スイス証券f:id:tenshoku66:20230605032913j:image

クレディ・スイス証券株式会社は、早期から日本に参入した証券会社で、証券や投資銀行業務を総合的に展開しています。
資本金は781億円で、ベース給は700~900万円、インセンティブやボーナスを含む平均年収は1,000万円前後です。
日系企業のような福利厚生は充実していませんが、交通費と家賃補助はある模様です。
現在は女性従業員の雇用促進や年次有給休暇取得率100%を目指すなど、風通しのよい社風への転換を計画しています。
クレディ・スイス証券株式会社が求めるのは、体力や忍耐力のある人材や頭の回転が速い人材です。
また、証券や投資銀行にまつわる事業なので、顧客との信頼関係を積める高いコミュニケーション能力のある人が重宝されるでしょう。

5位:バークレイズf:id:tenshoku66:20230605032917j:image

バークレイズ証券とは、イギリス・ロンドンに資本を置く国際金融グループで、投資銀行やリテール、ウェルスマネジメントなどの事業を展開しています。
資本金や329億円で、平均年収は900万円前後との情報があります。
業務量が多いですが、育児休暇や病欠に対する理解は高く、ガッツリ働きたい人にとっては楽しめる職場です。
求職者に求めるのは顧客の潜在ニーズを発見するスキルで、高いマーケット感覚があるかどうかも重視されます。
緊張感を持って仕事に取り組める人や、目まぐるしく変化する金融マーケットを分析する力が高い人は、バークレイズ証券で内定を勝ち取ることができるでしょう。

外銀への転職は未経験では難しい?20代は学歴も重要

スペシャリストや即戦力を求める外資系金融業では、一見業務未経験の人が入社することは困難なように思われます。
しかし、新卒~27歳位の求職者については、職歴ではなく、学歴を元に判断されるケースが多いようです。
20代で外資系金融業に転職する場合は、次の3つでアピールできることがないか、スキルの棚卸をしてみましょう。

20代前半や半ばは学歴で判断されることもある

まだ十分な職歴がなく、実力の差がない20代前半から半ばの求職者は、学歴を基準に評価される可能性があります。
評価内容は出身大学だけでなく、成績やサークル活動などを通して培ったスキルも問われます。
学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」は必ずと言っていいほど尋ねられるので、具体的に話せるよう事前の対策が必須です。
もし最終学歴が不利な場合は、高校時代まで振り返ったり、別で就職に役立つコースや通信制大学を受講したりするのもおすすめです。

語学力や資格も大切

語学力の高さや資格の有無も、書類選考時によく見られる項目です。
資格は求職者のスキルを客観的に評価できるため、自己PRやガクチカよりも重視される場合があります。
特に社会人歴が浅い場合は、職歴よりも資格や語学力を重視されると言えるでしょう。
語学に自信がある場合は、それを客観的に証明するためにTOEICやIELTSの受験をおすすめします。
また、IT系の外資系企業であれば、国家資格や国際的に通用するIT系資格を取ることがおすすめです。

社風に馴染めるかをよく見られる

職歴や経歴で十分に評価できない内は、即戦力性よりも、社風に合うかどうかもチェックされます。
外資系企業は日本の企業と違い、人材の流動性が高く、個人がやりたいことと企業の求めることの相性を重視するケースが多々あります。
特に人気の企業であれば、応募者を絞るために、性格や将来のビジョンを重視します。
そのため、たとえ年収やキャリアパスが魅力的だとしても、飛びつくように応募するのは推奨できません。
現在は日本に進出している海外法人の企業も数が多いため、地道に探せば自分にピッタリ合う企業が見つかるはずです。
事前に企業研究を重ね、自分との相性を確かめることが大切だと言えるでしょう。

外資系金融業界に30代で転職する場合は実績が重要

外資系金融業界に30代で転職する場合は、20代の頃と比較して実務経験や実績が重視されます。
面接官は、特に次の2つを重点的にチェックしています。

実績や経験が何よりも大切

一般的に30代となれば、若手社員ではなく中堅社員としてみなされます。
たとえ有名大学や大学院卒であっても、学歴よりも重視されるのは20代から現在までの実績や経験です。
面接では学歴や「ガクチカ」よりも、前職で上げた成果や経験について多く語る必要があるでしょう。
どれだけ自分の実績について具体的に話せるかが内定の鍵なので、自分の新卒から現在までのキャリアについて時間をかけて振り返りましょう。
職務経歴書では具体的な成果の数字を書くことと、面接官があなたを採用することで得られるベネフィットを想像できるように工夫することが大切です。

マネジメント経験も求められる

企業やポジションによってはマネジメント経験を求められます。
マネジメントとは、管理職経験やプロジェクトの推進、チームリーダー経験、新人の教育経験のことなどを指します。
現在は地位の高いポジションに応募していないとしても、今後リーダーを任せるかもしれないため、重視される傾向にあるのです。
年収が高ければ高いほど、マネジメント経験を必須経歴としている企業が増えるため、応募する際は求人詳細の「必須条件」や「歓迎スキル」の項目を確認しましょう。

外資系金融業界の仕事内容とは?

一口で外資系金融業界と言っても、企業や部署によって仕事内容は大きく異なります。
主な業務としては、次の5つが挙げられます。

顧客の資産形成支援や運用

資産形成支援は、顧客(個人)を対象に、資産形成や資産運用についてアドバイスを行う業務です。
ファイナンシャルプランナーとしての知識や資格を求められ、顧客から信用を得られる人材であることが大切です。
事業内容や資産の種類によっては、ファイナンシャルプランナーとしての資格だけでなく、不動産鑑定士証券アナリストなどの資格が必要になる場合もあります。

企業のファイナンス業務やM&A関連

法人企業に対し、ファイナンス業務やM&A関連を行うのも、金融業界の仕事です。
ファイナンス業務とは、経営者の立場に立ち、ビジネスモデルを立案したリ、財務面から経営に携わることをです。
M&A業務とは、Mergers&Acquisitionの略で、企業の合併買収のことを指します。
どちらの業務でも求められるのは、目的や条件の洗い出しを可能にする高いリサーチ力や、経営状況を把握する力、資料を集める力、面談をスムーズに進めるコミュニケーション力やプレゼンテーション力などです。
M&Aを行うのは、主に外資投資銀行や証券会社、メガバンクなどが当てはまります。

資産家などの審査・調査・分析業務

資産家の審査や調査、分析業務を行うのも、金融業界の役目です。
資産家や企業が、健全に資産を形成できているか把握するため、経営状況を調査したり、機市場分析を行ったりします。
この業務に携わるためには、証券アナリストとしての知識や資格が求められます。

金融商品の開発・販売

金融に関する新しい仕組みやサービス、商品などを開発し、販売するのも金融業界の務めです。
一般的に、金融商品の開発には金融に関する高い知識と開発力が求められます。
また、販売する際には、マーケティング能力や獲得したリードを育成する力、既存顧客を長期的に育てていくための営業的な力などが総合的に必要になります。

金融システムの開発や保守

開発・運用している金融システムの保守なども、金融系企業の仕事の一つです。
金融業界では、顧客の資産というセンシティブな商材を扱うため、高いシステムの運用力や課題解決力が求められるでしょう。
市場や取引に関する幅広い知識やシステムに関する知識、作業効率化の知識が身に付けられるため、キャリアアップにつながる職業です。

外資系金融業界への転職に求められる人材

海外の風潮を取り入れ、日系企業とは違う働き方をする外資系金融業界では、当然求められるスキルや人材にも特徴があります。
高い英語力や自己研鑽力などを筆頭に、重視されやすい特徴を5つご紹介します。

英語力がある

外資系企業は、海外のクライアントや上司、同僚と接する機会が多くあります。
ミーティングや業務連絡は当たり前のように英語で行われるため、高い英語力を求められるでしょう。
一般的に、外資系企業で働くために必要な英語力はTOEIC換算で700点以上です。
外資系企業では単純な読解力だけでなく、自分の意思を伝えるスピーキング力や思考力も問われるため、ただTOEICのスコアが高ければ良いわけではありません。
また企業によっては英語だけでなく、中国語やドイツ語などの多言語を求められるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

経験と実績が必要

実際に前職で目に見える実績を出したことのある人は、採用される確率も高いと考えられます。
外資系の金融企業は完全実力主義で、即戦力となる人材を好むためです。
広く浅くのゼネラリストよりも、一転集中型のスペシャリストのほうが高い需要があるので、いずれ外資系金融業界を目指している人は、それを見越したスキルや成果を積み上げると良いでしょう。

自己研鑽ができる

自ら進んでスキルアップや資格取得に取り組める向上心の高い人は、外資系企業が好む人物像と一致しています。
外資系企業は実力主義で業務量が多いことが特徴です。
成果を出せない人は不必要でリストラのリスクがあるなかで、事業の発展に携わらなければならないため、多大なプレッシャーがかかります。
そんな多忙の中でも、どうすれば業務の効率化が図れるか、どうすれば自分のスキルが向上するかを考えられる人は、外資系金融業界にチャレンジしてみてください。

精神的にタフ

精神的にタフな人材も、外資系金融業界で求められます。
外資系金融業界は、社員一人ひとりに与えられる業務量が多く、ストイックに働くことが求められます。
仕事量が多い中で完全成果主義の風潮があるため、重たいプレッシャーを感じるシーンが多いでしょう。
プレッシャーが大きい状況でも自分の仕事に責任を持って取り組める人や、多忙感を楽しめる人は、外資系金融企業でも高い成果を出せると考えられます。

コミュニケーションスキルも重要

外資系金融業では、コミュニケーションスキルも重要です。
なぜなら、日系企業とは異なり、国際色豊かな社員やクライアントが集うためです。
海外出身の社員やクライアントとは、言葉も違えば文化も異なります。
仕事を円滑に進めるためには、異文化を理解・尊重し、お互いに食い違いすることなくコミュニケーションを取る力が求められるのです。

外資系金融業界への転職に役立つスキルや資格

外資系金融業界への転職を有利に進めるためには、実務に役立つスキルや、自分の能力を客観的に証明するための資格を持つことをおすすめします。
次の5つのスキルや資格は、外資系金融業界への転職に役立つので、チェックしてみてください

TOEIC850点以上

外資系金融業界に転職する場合は、TOEICで850点以上の英語力が求められます。
金融業界に関する専門用語は難しく、会議や業務連絡で用いられる英語が難しいためです。
特に海外の顧客や部門を相手にする部門や職種の場合、ビジネスレベルと言わず、帰国子女レベルの流暢な英語力を求められる場合もあります。
入社当時に英語力を求められなくても、役職が上がるにつれて自ずと英語力が必要になるケースもあります。
英語力に自信がない場合は、日本国内に顧客を持つ金融企業や、顧客とのディスカッションを求められない職種に就くことをおすすめします。

MBA

MBA経営学修士号)は、転職活動時の書類選考だけでなく、実際に入社してからも役に立つ資格です。
MBAとは、企業経営全般に関する知識があることを示す資格で、外資系企業で働く際に大いに役立ちます。
海外の大学で取得することが一般的ですが、現在は日本の慶應義塾大学名古屋商科大学などでも取得可能です。
その他、英国国立アングリア・ラスキン大学のMBA取得プログラムのように、日本にいながら短期間でMBAを取得できる海外大学のコースも多数あるので、転職前にスキルアップを目指したい人はぜひチェックしてみてください。

米国公認会計士

米国公認会計士の資格は、外資系金融業界で現在最も注目されている資格のひとつです。
アメリカ合衆国で発行されている米国公認会計士の資格は、英語を用いた試験に合格しなければ取得できません。
そのため、この資格を持っていることは経済学概論や財務会計、商法や税法などについて深い知識をあることだけでなく、高い英語力があることも証明します。
海外企業との取引が多い外資系金融業界では、日本の公認会計士よりも、米国公認会計士の資格のほうが有利だとみなされます。

国際秘書検定

英語と日本語の両言語を用い、外資系企業等の経営陣をサポートする力があることを証明する国際秘書検定の資格も、外資系金融業界への転職に役立ちます。
国際秘書検定CBSとも呼ばれ、2つのレベル(プライマリー試験とファイナル試験)に分けられています。
ファイナル試験は、プライマリー試験に合格後に受けられます。
国際秘書検定は、2005年時点で有資格者が約400人と少ないにもかかわらず、企業からの需要が高い資格の一つです。
もし秘書としての実務経験があり、英語の運用力にも長けている人であれば、今からでも取得して損のない資格だと言えるでしょう。

国際会計検定

東京商工会議所が発行している国際会計検定の資格は、アメリカ合衆国会計基準国際財務報告基準に関する知識が求められます。
設問はすべて英語で行われるため、国際会計検定の資格を持っていることは、海外の財務に関する知識と高い英語力を持っていることの証明になります。
アメリカが州国の会計基準に則っているとはいえ、この資格はアメリカ以外に資本や顧客を持つ企業でも多いに役立ちます。
近年では、アメリカ合衆国やイギリス、オーストラリアなどの先進国だけでなく、アジア諸国との取引も盛んなので、この資格を持っている人材はますます重宝されるでしょう。

まとめ|外資系金融業界の転職には語学と経験必須!

外資系金融企業は、即戦力として働けるスペシャリストを求める傾向にあり、転職難易度は高めです。
職歴に差が生まれにくい20代の内は学歴や「ガクチカ」を重視されることもありますが、30代以降では実務経験やスキル、資格を求められます。
また、海外に顧客を持つ場合は高い英語力やコミュニケーション力も必要になるでしょう。
外資系金融業界で働く場合は、一般的にバックオフィスでTOEIC換算800点の英語力が、営業やフロントとして働く場合には850点以上で帰国子女レベルの英語力が必要です。
転職を成功させるためには、自分自身の英語力や金融に関するスキルを磨くだけでなく、転職エージェントを活用することも大切です。
リクルートエージェント」や「ロバートウォルターズ」などの専門転職エージェントでは、外資系金融業界の非公開求人や質の高い転職ノウハウを提供してもらえるので、ぜひ活用してください。

日本銀行(総合職)の年収・初任給・給与体系

 

f:id:tenshoku66:20230605023817j:image日本銀行(総合職)の年収f:id:tenshoku66:20230605023833j:image

日本銀行が公表している平成28年度「日本銀行の役職員の報酬・給与等について」によると、日本銀行の平均年収は833万円/平均年齢42.9歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。外資就活編集部の独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1000-1300万円程度と予測されます。

また、30歳時点の平均年収は推定850万円、40歳時点の平均年収は推定1,200万円程度と予測され、アッパーミドルクラス(年収1,000万円以上/日本の全就業者のトップ4.3%以内)に到達すると思われます。 ただし、日本銀行の上記の年収には、福利厚生(残業代、退職金など)は含まれていません。これらを考慮した場合は、40代管理職でエグゼクティブクラス(年収1,500万円以上/日本の全就業者のトップ1.4%以内)に到達する可能性も考えられます。

 ▶業界内平均年収比較f:id:tenshoku66:20230605023730p:image

有価証券報告書より作成 )
 「政府系金融機関」での給与比較。上記給与は一般職も含めた全職種の平均給与の比較ではありますが、政府系金融機関の中では3位にランクインされています。 また日本銀行年功序列の色合いが強く、基本的に横並びで管理職に上がる前までは給与テーブルに沿って一律に昇給するようで、残業の多い部署に配属されるか否かで差がつき、賞与は全くといって良いほど差がつかないようです*。また、年収に占める基本給の構成比率が高く、賞与は3.5カ月分と他の大手企業に比べると構成比率が低いようです。

日本銀行(総合職)の初任給

初任給:月給20.7万円(大学卒) ※院卒:月給23.2万円

政府系金融機関の初任給はメガバンクなどと同様に各社横並びの傾向があり、各社ほぼ同額の学士卒20.7万円、院卒23.2万円程度の水準になります。初任給は一般的な企業と同水準の給与です。ただし、社宅寮が完備されており、貯蓄は若いうちから可能なようです。

日本銀行(総合職) の役職/年次と年収f:id:tenshoku66:20230605023705j:image
f:id:tenshoku66:20230605023813p:image

日本銀行は政府系機関の特性上、年功序列方式を採用しており、30代の主査になるまではほぼ全員が横並びで昇格するようです(但し、欠勤が多い場合は昇格しない場合もあるようです)。

その後の企画補佐役の昇格もほぼ全員が横並びのようですが、欠勤がなくても査定内容を理由に昇格しない者も数名存在しているようです*。 企画役への昇格は査定内容に応じて判断され、初発(大卒12年目ないし院卒10年目)で昇格するのは同期入行の3~5割程度のようです。

ここで初発で昇格できないと後々の出世コースからは外れてしまうようなので留意する必要があります。

年収モデルとしては大卒10年目ないし院卒8年目の非管理職(主査)で年収700万円程度。大卒11年目ないし院卒9年目の非管理職(企画役補佐)で年収800万円程度。大卒12年目ないし院卒10年目の管理職(企画役)で業績に基づく年俸制になり、その後の昇格に応じて年収850~1450万円程度まで到達できるようです。

日本銀行(総合職)の主な福利厚生

独身寮・家族寮
財形貯蓄
各種健康診断
(採用HPより作成)

 日本銀行では住宅関連の福利厚生は整っていますが、それ以外は特に目立った点はなく一般的であると言えます。ただし、政府機関らしく残業代はしっかり全額支給されるようで安心して働くことができそうです。

■独身寮・家族寮
家賃補助はないようですが、青山、本郷、神楽坂、吉祥寺などの好立地に独身寮・家族寮が完備されており、破格の値段(1~3万円程度)で貸与できるようです。若手でも好立地で生活しながら貯蓄することができます。

日本銀行(総合職)の年収1,000万円到達年齢、到達できる確率

到達年齢(目安) 到達できる確率(推定)
35~49歳 90%

 新卒入社した場合はしばらくは年功序列ですが、順調に出世していき、同期の上位30~50%に入ることができれば30代後半以降に1,000万円を超えると推測されます。もし出世コースに乗ることができなかったとしても、いずれ年収1,000万円は超えると思われます。日本銀行に入行した場合、真面目に行員として勤務していれば、ほぼ確実に年収1,000万円に到達できると考えられます。

ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の年収・初任給・給与体系

f:id:tenshoku66:20230605022845j:imageゴールドマンサックスの初任給

初任給:年俸900万程度(フロント)、年棒650万程度(バックオフィス)

 近年の働き方改革を受け、一年目・二年目の若手は退社時間が定められ労働時間が制限されたとの声を聞きます。新卒社員は短い時間で年収に見合う成果を出すような効率的な働き方を求められるようになったと言えるでしょう。また、ゴールドマンサックスの特徴として、新卒のフロントオフィスであれば部門に関わらず年棒が同じであることが挙げられます。3年目を超えてアソシエイトに上がる頃になると能力によって年収にも大きな差が生まれてくるそうです。

ゴールドマンサックス の役職/年次と年収

フロントオフィス

f:id:tenshoku66:20230605022815j:image
バックオフィス

f:id:tenshoku66:20230605022820j:image
f:id:tenshoku66:20230605022830p:imageゴールドマンサックスの特徴は、VPの次のタイトルがMDであることです。VPやMDといったシニア層は、ボーナスの大半を現金ではなく自社株で受け取ることが多く、当然それらの株価が上昇した場合、彼らの報酬も上昇することになります。

「アップ・オア・アウト」の名の通り、昇進できなければ解雇が待っている非常に厳しい世界。ほとんどの新卒が5年経たずに転職しており、業界内の人の入れ替わりも激しいようです。特にゴールドマンサックスは組織の新陳代謝を図るため、景気に関わらず毎年社員の数パーセントを解雇する独自のルールを持っています。外資系ならではの厳しさと言えるでしょう。

ゴールドマンサックスの主な福利厚生

健康保険、厚生年金、雇用保険労災保険など、各種保険制度
借り上げ社宅制度あり
充実したチャイルドケア(子育て支援)プログラム
同性婚関係を、法的配偶者と同様に取り扱うなどLGBTへの配慮
フィットネスジムや、医療サービスの提供
社員交流のためのクラブ活動も豊富
入社前語学研修や新卒向け、国内、海外研修
入社後の部署移動も制度上可能で、他社に比べ、部署移動の希望が通りやすい
(採用HPのデータを参考に外資就活編集部作成)

特に注目すべきは住宅の借り上げ制度です。年収が高くなると所得税や住民税の税率が上がるが、会社が社員の家を社宅として借り上げ家賃分を給与から天引きしてから付与してくれます。年収1,000万を軽く超えるため高い税率となっているエグゼクティブ層にとってはありがたい制度と言えるでしょう。

また、他の外資系企業と比べLGBTや子持ち層などの配慮が厚く、競合他社に比べ福利厚生は充実しているといえるでしょう。

ゴールドマンサックスの年収1,000万円到達年齢、到達できる確率

新卒1~3年目の段階で年収1,000万を超えるようです。その後も爆発的に年収は上昇しますが、外資系ならではのUp or Outの風潮や独自の人事制度により、入社後数年以内に解雇されてしまうという例もあるようです。

三菱UFJ銀行(総合職)の年収・初任給・給与体系

f:id:tenshoku66:20230604205726j:image三菱UFJ銀行(総合職)の年収f:id:tenshoku66:20230604205453j:image

全社員の平均年収は773万円ですが、この数字には一般職採用の方や、委託職員・契約職員なども含みますので、三菱UFJ銀行の総合職に限定すると、平均年収は1,000~1,500万円ほどあると見ることができます。実際に、三菱UFJ銀行の総合職行員は、30歳前後で1,000万円の大台に乗っているケースが多く、順調に昇進していくと40歳前後で1,500万円前後の年収に達します。

 三菱UFJ銀行の給与は、基本的には年功序列制です。一部、インセンティブを受け取ることもできますが、役職が就く前の年収の違いは残業時間の違いと言ってよいほど、残業時間が多く、残業時間の増加に従って年収が高くなります。尚、2018年3月31日までの社名は「株式会社三菱東京UFJ銀行」でしたが、2018年4月1日より「株式会社三菱UFJ銀行」に変更されましたので、本稿での記載は三菱UFJ銀行に統一しています。

 ▶業界内平均年収比較f:id:tenshoku66:20230604205614p:image

有価証券報告書より作成、2021年3月31日現在)
三菱UFJ銀行の平均年収は、他のメガバンクと比較しても平均的な年収と言うことができます。各銀行間での給与差は、銀行における平均年収の差というよりは「事務職」や「契約職」の人が多いかどうかによると考えられます。委託職員が多い職場は必然的に平均年収が低くなり、総合職で採用された行員が多い職場は平均年収が高くなる傾向にあります。

三菱UFJ銀行(総合職)の初任給

初任給:大学卒 月給20.5万円・院卒 月給23.0万円

メガバンクは初任給を各社横並びにしているため、各社同額の学士卒20.5万円、院卒23.0万円になります。初任給は一般的な企業と同水準の給与です。

30歳で年収1,000万円に到達することも珍しくない三菱UFJ銀行(総合職)ですが、初任給は一般企業と比較しても高くはないと言えるでしょう。

三菱UFJ銀行(総合職) の役職/年次と年収f:id:tenshoku66:20230604205625j:imagef:id:tenshoku66:20230604205647j:image

三菱UFJ銀行は、入社してから5年ほどは給与の伸びを感じにくいですが、30歳前後で役職が就くと劇的に収入が上昇し、1,000万円の大台に乗ることも珍しくありません。そのまま順調に昇給するとさらに10年後には年収1,500万円も実現できます。

 しかし、30歳前後で役職に就けないときは、年収が700万円台付近で低迷してしまうことになります。もちろん、同年代の平均給与と比較すると年収700万円前後でも充分に高給と言えるのですが、同期の行員と比較すると、充分な年収をもらっていないという印象を受けてしまうでしょう。

三菱UFJ銀行(総合職)の主な福利厚生

6営業日連続休暇
時短勤務
フレックスタイム制
産休
育休
資格取得補助制度

6営業日連続休暇を年に1度は取得するようにと推奨されますので、前後の土日を入れると10連休が実現します。海外旅行などに行きたい人も、10連休を活用すれば満足度の高いバカンスを楽しめるのではないでしょうか。

 また、時短勤務やフレックスタイム制度があり、育児をしながら仕事を続けられる体制も整っています。短縮のパターンが30分・60分・90分と3つあり、子どもの成長に合わせて最適な働き方を実現することができます。尚、時短勤務は末子が小学校3年生のときまで利用可能です。それに加えて、三菱UFJ銀行では資格取得をフォローしてくれる制度も充実しており,自分の能力や必要性に応じて資格取得を目指すことができ、個人的なスキルアップもかなえることができます。

三菱UFJ銀行(総合職)の年収1,000万円到達年齢、到達できる確率

三菱UFJ銀行の総合職では、入社後7年目ごろに役職が就くかどうかで年収1,000万円に到達するタイミングが分かれます。早く役職が就いた人は20代であっても年収1,000万円を達成することができますが、役職就任が遅れてしまうと年収1,000万円になる時期が35歳前後になってしまいます。とはいえ、いずれは年収1,000万円の大台に乗りますし、在職20年を超える頃には年収1,500万円も手に届く距離になりますので、年収1,000万円到達率は100%(総合職の場合)と見ることができます。

三井住友銀行(総合職)の年収・初任給・給与体系

f:id:tenshoku66:20230604204455p:image三井住友銀行(総合職)の年収
f:id:tenshoku66:20230604204452j:image
三井住友銀行有価証券報告書によると、三井住友銀行の平均年収は842万円/平均年齢38.0歳です。ただしこれは一般職、海外採用者を含めた平均年収。外資就活編集部の独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定900-1300万円程度と予測されます。 また、30歳時点の平均年収は推定900万円、40歳時点の平均年収は推定1,300万円程度と予測され、アッパーミドルクラス(年収1,000万円以上/日本の全就業者のトップ4.3%以内)に到達すると思われます。

ただし、三井住友銀行の上記の年収には、様々な手厚い福利厚生(深夜残業代、住宅補助費、退職金など)は含まれていません。これらを考慮した場合は、部長クラスになるとエグゼクティブクラス(年収1,500万円以上/日本の全就業者のトップ1.4%以内)に到達すると考えられます。

▶業界内平均年収比較f:id:tenshoku66:20230604204506p:image

有価証券報告書より作成、2022年3月31日現在 )
メガバンク」での給与比較。上記給与は一般職や海外採用者も含めた全職種の平均給与の比較ではありますが、メガバンクの中では堂々の1位にランクインされています。 また三井住友銀行は入社5年目から成果主義の色合いが強く、資格所得や営業成績によって昇給が決まっていきます。また海外勤務になると手厚い手当が支給されるので1000万円には20代でも到達する可能性があります*。バイタリティーに溢れており、競争心が強い方なら狙い目かもしれません。

三井住友銀行(総合職)の初任給
初任給:月給20.5万円(大学卒) ※院卒:月給23.0万円

 メガバンクは初任給を各社横並びにしているため、各社同額の学士卒20.5万円、院卒23.0万円になります。初任給は一般的な企業と同水準の給与です。ただし、手厚い住宅補助(社宅・補助金)などにより、貯蓄は若いうちから可能なようです。月収の推移はだいたいですが、ベースが1年目21万円、2年目26万円、3年目27万円、4年目28万円、5年目31万円、6年目36万円(最短昇給)+残業代になります*。昇進をすればボーナスも年間で200万近くになり29歳で年収900万ほどになります。

三井住友銀行(総合職) の役職/年次と年収f:id:tenshoku66:20230604204515j:image
 三井住友銀行メガバンクらしく成果主義のようで、営業成績や資格によって役職が上がれば給与も右肩上がりで昇給していくようです。最初の5年間は給与が横並びで、役職がついてはじめて100万-200万の給与の大幅なアップが見込めます。f:id:tenshoku66:20230604204601j:image

平均的にメガバンクの役職につける割合は主任が50%、係長が20-30%、次長が10%、部長が5%と綺麗なピラミッド型になっており、役職が上がるにつれて難易度も高まっていきます。30歳で1000万近い給与になりますが、役職がつかないとそこから延びが鈍化するそうです*。また、本社や支店で重役についていない場合、51歳以降は出向を選択するのが一般的なようです。

三井住友銀行(総合職)の主な福利厚生
独身寮・社宅
各種保険
家族手当
両立支援制度
自己啓発支援
各種休暇制度

日本を代表する3大メガバンクの1角である三井住友銀行には様々な福利厚生が整っています。

■両立支援制度(退職者再雇用制度、育児休業制度など)

三井住友銀行は両立支援制度を設けています。この制度によって女性が出産によってキャリアを諦めることなく長く安心して務めることができるようになっています。また退職者再雇用制度、いわゆる出戻りも認めており、時代に合わせて制度を柔軟に見直している印象があります。

自己啓発支援制度
三井住友銀行などメガバンクは金融の専門知識だけでなく、経済全体を俯瞰する広い視野を必要とするため教育制度も充実しています。自己啓発支援制度といって、SMBCアカデミー(e-learningシステム)、資格取得支援制度、各種公募/派遣制度、SMBCジョブフォーラム等が用意されています。

■住宅補助
メガバンクは平均して最低5年の下積みを要するため、若手を囲い込む必要があります。ですので、住宅補助や独身寮が完備されているようです。寮に入れば、家賃、食費、光熱費を4万円以内に抑えることも可能なようです*。住宅補助金は手取りではなく諸経費として給与天引きされるため年収には反映されませんが、毎月8万円程度支給されるため年収+100万円程度の補助となり大変大きな福利厚生となっているようです。

三井住友銀行(総合職)の年収1,000万円到達年齢、到達できる確率
成果主義ですが、新卒入社した場合は30代の内にほぼ確実に1,000万円を超えると推測されます。海外出張や業績・残業時間次第では、早ければ20代後半で年収1,000万円に到達する方もいるでしょう。激しい競争に打ち勝つ自信がある方は、三井住友銀行に入行し年収1,000万円を目指すのも悪くない選択の1つと言ってよいでしょう。

【生保の総合職はモテる?】激務と言われる仕事内容や体験談もご紹介

f:id:tenshoku66:20230603191806j:imageはじめに

《こんな方のための記事》

生保の総合職が本当に激務なのか知りたい方
新卒・中途で生保に就職を考えている方
生保の総合職の異性をパートナーとして選ぶとは、どういうことなのかを知りたい方

生保の総合職が激務と言われる7つの理由

生保の総合職は離職率が高いから

生保の総合職は平均3年、且つ30%が辞めると言われています。

ですが、これは生保の総合職に限らず、他の仕事にも言えることだと思います。

「キツイ」と言ってやめていく人は、1~3年目で営業を任された新人たちがほとんどです。

それを乗り越えれば、ブラックではなくむしろホワイトに働ける可能性もあります。

生保の将来性が疑わしいから

原因は「少子高齢化」です。

既に80%の日本人が生命保険に加入してしまっていることや、人口減少により、国内市場的に縮小してきています。

したがって、伸び代が少ない生保業界は将来性が疑わしいと考えられてしまいます。

生保の営業ノルマがキツイから

保険業界に営業はつきもの、というのはご想像通りだと思います。

ですが、営業に関しては主に「生保レデイ」と「営業総合職」「営業拠点長」の話です。

身内や友人の力を借りて契約を取らなければいけなかったり、上司にノルマノルマと言われて精神的に病んでいたりする方もいらっしゃいます。

とにかく、成績に対する激しい追及があるのは事実のようです。

生保の営業ノルマについてJobQで質問がありましたので、ご紹介します。

生保の総合職は雑用が多いから

これは特に若手社員へ該当します。

新人時代は、イベント運営や、生保レディの表彰式の準備、セミナー会場の設営などの、いわゆる雑務を任されることがあります。

雑用も多すぎて、何の仕事をしているのかよくわからない、という意見もあります。

また、拠点長等は、生保レディの愚痴をきいたり、問題のある生保レディの世話もしたり、という役目も負わなければならないようです。

生保の総合職の激務度は職種による

職種によって大きく異なります。

以下の順に、激務・ブラック度が高いとされています。

営業総合職の拠点長 ⇒ 総合職の拠点長 ⇒ 生保レディ ⇒総合職内勤

上司問題

上司に関しては以下の2点が挙げられます

年功序列
体育会系
生保の総合職は、仕事の出来る出来ないにかかわらず、年功序列の文化があり、体育会系のノリもあるようです。

そのため、楽をしたいがために、不要に部下に労務を負わせたり、長時間労働の部下を褒めたりする上司がいる組織では、ブラック度は上がると考えられます。

外資or日系問題

外資系生保の場合、完全に成果型です。

成績優秀であれば、億単位の年収も夢ではないですが、そうでない人の場合は国内生保の生保レディよりも年収が低くなる恐れがあるそうです。

そのため、後者の立場からすると、ブラックと言われてしますが、優秀な人はホワイトと捉えるでしょう。

男性の生保の総合職はモテる?勝ち組? 

生保社員はモテる?勝ち組?

どちらかというと、モテます。

根拠は以下の2つです。

年収が高いから
→年収に関しては以下に述べていますので、ぜひご覧ください。

それに付随して社会的信用があるから
→社会的信用があると、以下の例のようなローンが組めます。

1000万円の部屋のローンなら4つほどど組める
ベンツのような外車のローンが組める
高ランクカード(ゴールド等)の審査通過

生保の総合職の仕事内容は?

【営業総合職】

個人顧客に対して保険への加入を提案し、契約の手伝いをする仕事です。

生保レディの指導担当として同行し、顧客宅へ訪問
営業部リーダーor拠点長として組織のマネジメント

このように、大きく2つに分けることが出来ます。

《内勤》
内勤と言われる以下の3つの職種は、比較的にホワイト職種と言われています。

【フロントオフィス】

主に営業拠点の生保レディの管理を行う拠点長が対象です。

生保レディが保険を上手く売れるようにマネジメントをする仕事です。

【ミドルオフィス】

主に以下の3つがメイン業務です。

営業拠点の業績管理、顧客・拠点長・生保レディへのイベント企画・実行
全国の支社、営業拠点の販売計画の立案
生保レディや拠点長に対する研修・教材提供

【バック】

バックの仕事内容は、以下4つのように事務関連の業務が多いです。

個人保険商品の開発
営業用端末のシステム構築・整備、生保レディの給与制度整備
生保レディが獲得した契約の申込手続
顧客からの保険金・給付金請求があったときの支払い事務


生保の総合職の年収は?

生保の総合職に就いている男性の平均年収は1000万円です。

20代前半は、約400万円、20代後半は約800万円と、一気に上がります。

結婚願望アリの生保の総合職男性が気を付けること

自分が高収入な一方で、転勤の可能性もある立場にいるということを忘れてはいけません。

おおよそ、3年ごとの転勤が一般的です。

転勤先の土地に慣れたと思ったら、また別の土地へ転勤…という可能性も否めないため、結婚後に子どもを持つ場合は、子どもの転校のことも考慮する必要があります。

したがって、パートナーの女性には、自分の職業への理解を持ってもらった上で、転勤生活に付いて行く覚悟をしてもらう必要もあります。

女性が生保の総合職として働くということ

生保レディについて

「生保 総合職 女性」と聞いて1番に思いつくのは「生保レディ」だと思います。

生保レディの仕事内容は以下の通りです。

保険商品の提案、契約
質問や相談の受付、ノベルティ配布など契約者へのフォロー
保険金の支払い手続きのサポート
イベントなどへの勧誘

生保内で女性が活躍しやすい職種とは

【生保レディ】
仕事内容は上記の通りなので、営業が得意な方、営業をやりたい方向けです。

【総合職】
会社全体を支え、大きなプロジェクトに携わりたい方向けです。

【地域限定総合職】
総合職として働きたい一方で、転勤なしで仕事をしたい方向けです。

【一般職】
総合職や生保レディのサポートをして、縁の下の力持ち的な役割を担いたい方向けです。

生保の総合職男性との結婚事情とは!?

生保の総合職の男性は、高収入ということもあり、魅力的に感じる女性も多いのではないでしょか。

そこで、生保の総合職の男性と結婚をした場合、女性にはどのような結婚生活が待っているのかをご紹介します。

生保の総合職は転勤がある

地域総合職採用でない限り、総合職に転勤はあると考えていた方が良いでしょう。

詳しくは、JobQ内で転勤についての記事がありますのでこちらからご覧ください。

生保の総合職は残業がある

生保の総合職は、残業があったり、休日返上があったりと、規定外で働く場合もあります。

急に仕事に行かなければならなくなる可能性も含めて、パートナーの方が支えてあげましょう。

ストレスケアをする必要がある

生保の総合職は、上記で述べた通り、ストレスが溜まる業務も多いです。

そうなると、ストレス解消・ストレスケアの場所は、必然的に仕事外、つまり主に家庭となります。

そのため、パートナーの女性は、男性のストレスケアをしてあげる必要があります。

まとめ

生保の総合職の激務・ブラック度は職種によります。

加えて、キツイという意見があるのは、入社5年以内の若手社員がほとんどです。

ですが、営業に関するお仕事は基本的にブラックだと言えるようです。

【生命保険業界】志望動機書き方|日本生命など志望動機実例紹介

f:id:tenshoku66:20230603190359j:image業界分析!生命保険業界の特徴を把握しよう!

生命保険業界についてしっかり把握しましょう!ここでは、生命保険業界の動向、主な業務について紹介します。

生命保険業界の動向

生命保険とは、多くの方々に公平に保険料を負担し合い、病気やなくなった際に保険金を支払うことを契約、約束することです。もしも亡くなったり、病気をした際に支えられるのが保険金です。生命保険業界は常に私たちの生活を支えています。日本は生命保険大国とも呼ばれています。

生命保険の世帯加入率は89.2%で、10人居たら9人がなんらかしらの保険に加入しているのが現状です。しかし、生命保険業界の動向は右肩上がりに伸びて行くとは言えません。その大きな理由は、少子高齢化と人口減少です。人口が減っていくことで生命保険の加入者が減ることが予想できます。

今後、高齢化社会にあった生命保険を実施していかなくてはなりません。例えば、定年退職してから過ごす時間の中で、病気や怪我をするリスクは増えています。

また、少子高齢化だからこそ定年退職後に自分で養っていかないといけないという人も増えていきます。そのため、保険金を貯蓄として求めている人も増加している傾向です。

それに従い、医療・年金・介護などに対応でき、生きている間にもらえる生前給与型の保険が多くなっています。

生命保険の主な業務

生命保険業界での主な業務について以下3つ紹介します。 ‌

①営業部門
②事務|アンダーライティング部門
③資産運用部門

営業部門

生命保険業界は、営業の仕事が多くを占めます。生命保険では、個人営業と法人営業どちらもあります。

〜個人営業〜
生命会社の個人営業は、個人宅、ご家庭を訪問します。自社のサービスや商品を紹介しながら、新規加入者を獲得するのが主な業務です。新規獲得だけではなく、契約者が満足がいくようにアフターフォローも業務になります。

生命保険では、その場で購入するのではなく、将来のリスクに備えて契約してもらうため、お客様にとって大きなお買い物になるでしょう。
そのため、各家庭の事情や構成、収入などしっかりとしたヒアリングが重要です。不安やわからないところがないように、質問して引き出すことも大切な業務になります。

〜法人営業〜
企業や団体に向けて自社のサービスを提案します。実際に紹介する商品として、団体生命保険や企業年金などが挙げられます。企業や団体に商品を提案することで、企業の福利厚生などに影響を与えることができます。

事務|アンダーライティング部門

生命保険業界には、事務(アンダーライティング部門)の業務があります。事務の主な業務は、契約に関する手続きです。加入者に支払う保険金の手続きなどの業務もしています。

企業によって作業量は異なりますが、基本事務では作業量が膨大です。そのため、スピーディさが求められます。加えて、顧客の情報の入力や契約の手続きをするため、正確性も必要です。

資産運用部門

資産運用の業務は、保険加入者から受け取った保険料、社債国債などの資産運用です。資産運用するだけではなく、運用するために必要な情報である経済や市場の予測なども業務になります。

加入者から預かった重要な保険料、社債国債などの運用をするため、安定的な資産運用が求められます。預かった資産は、一個人が運用できるものではなく莫大です。そのため、専門知識も必要とされます。

注意!損害保険との違い

生命保険と損害保険の違いについて理解しておきましょう!

生命保険は、「ヒト」に関わるリスクに対する保険です。一方で、損害保険は、「モノ、財産」に関わるリスクに対する保険です。

大きな違いは、生命保険は個人に営業を行いサービスを提供しますが、損害保険では、法人に対して営業を行う点です。基本的に、損害保険では、個人のお客さんに営業する場合は、代理店などを通します。

損害保険について詳しく知りたい方はこちらの記事も確認してみてください!

なぜ、生命保険会社を志望するのか
この記事のテーマは、生命保険業界の志望動機の作り方。志望動機に必要な要素や、志望動機を伝える際に押さえるべき要点をお伝えします。 ‌ ‌生命保険業界の志望動機を考える際に、過去の内定者の志望動機を元に作ろうとする人は少なくありません。しかし、何も考えずに志望動機を模倣するのはご法度。 ‌ ‌自分の意思なく作った志望動機では、面接で深く質問されたときに上手く回答することができなくなります。万が一その志望動機で内定が取れたとしても、入社後にミスマッチに気づくことになるでしょう。 ‌ ‌志望動機を考えるのは、選考を突破することだけが目的ではありません。自分と企業が本当に合っているのか確認する作業でもあるのです。ぜひ正しい志望動機の考え方を理解して、みなさんの就活に役立ててください。

生命保険業界に必要な2つの要素

まずはじめに、志望動機を考える上で外すことのできない要素を紹介します。必要な要素は、以下の2つです。

①業界に対する志望動機

1つは、業界に対する志望動機。生命保険業界で言えば、数ある業界の中でなぜ生命保険業界を志望するのかを伝えなければなりません。これを伝えるためには、生命保険業界が誰に対してどのような価値を提供しているのか理解している必要があります。業界研究を通して、生命保険業界の価値を理解し、それに携わりたい理由を伝えられるようにしておくと良いでしょう。

②企業に対する志望動機

もう1つは、企業に対する志望動機。ひとくちに「生命保険会社」といってもたくさんの企業が存在します。数ある生命保険会社の中で、なぜ「〇〇生命」を志望するのかを伝えなければ、生命保険会社であればどこでも良いという印象を与えてしまうでしょう。 ‌ ‌企業に対する志望動機を考える際には、企業に関する情報収集を徹底し、どこに魅力を感じたのか説明できるようにしておく必要があります。

生命保険業界の志望動機を作る上で必要な情報源とは?

志望動機に必要な要素を説明してきました。この2つを踏まえて志望動機を伝えることができれば、企業に納得してもらえる可能性が高まるでしょう。 ‌
上述した通り、企業に対する志望動機を伝えるためには、企業について情報収集をしておくことが不可欠。それでは、どのようにして企業に関する情報を集めれば良いのでしょうか?
‌ここでは、IRと新卒採用ページとについて紹介します。

IR

主に事業内容について情報を得たいのならば、IRを確認してみましょう。IRとは、企業が株主や投資家に対して提供している情報のこと。業績についてや、今後注力していく分野についてなど、事業内容に関して幅広く情報を収集することができます。生命保険会社のIRを調べる際は、「〇〇生命 IR」と検索すればヒットするでしょう。 ‌
IRの例として、日本生命の決算説明資料を紹介します。 ‌ ‌日本生命の決算説明会資料には、今後、「保険+α」の価値の提供をしていきたいということで、「子育て支援」(企業主導型の保育所を全国展開すること)や「ヘルスケア事業の展開」(ガンを早期発見できる可能性のある検査技術への協力をすること)を進めていく旨が記述されています。 ‌出典:日本生命 2017年度上半期業績説明会資料(P8,参照日2018年2月26日) ‌ ‌各企業の今後の経営方針や取り組みについての情報を収集することが可能。特にやりたい事業がある方は、企業選びの判断軸にもできるはずです。

新卒採用ページ

企業の新卒採用ページには、現在働かれている社員の方のインタビュー記事が載っています。ここでは業務内はもちろんのこと、やりがいや苦労したこと、会社を志望した理由などが書かれています。 ‌ ‌「中小企業の福利厚生制度を充実させたい」 ‌「保険外交員として少しでも多くの案件を獲得したい」‌ ‌ ‌生命保険会社には、様々な想いをもって働かれている社員の方がいます。社員の方を目指すべき人として捉えることで、入社した後どうなりたいのかを志望動機に盛り込むことができるようになるでしょう。 

生命保険業界志望で効果的なスキルや資格とは?

生命保険業界で効果的なスキルや資格について紹介します。

〜スキル〜
ヒアリング力
・提案力
・コミュニケーション能力

〜資格〜
ファイナンシャルプランナー
生命保険講座 ‌ヒアリング力

生命保険では、新規加入者を獲得するための営業業務があります。営業で必要なスキルは、ヒアリング力です。

生命保険は、未来の自分、家族のために加入します。そのため、加入するかしっかりと考えたい方が多いです。家族の構成、年収、将来への不安や今抱えている悩みなど様々なことを聞き出す必要があります。

しかし、初対面の人に対して簡単に悩みや家族のことを話してくれません。まずは、信頼関係を構築することが重要なポイントです。

信頼関係を構築するには、相手の話に耳を傾けることが大切です。「この人は親身に話を聞いてくれる」と感じることで相手も徐々に気持ちを開いてくれるでしょう。

提案力

先ほどのヒアリング力で家族の構成や悩みなどを聞いた上で次に必要なスキルは、「提案力」です。ただ「この商品は凄くおすすめです。買ってください」と言っても薄っぺらく感じてしまい中々心に響く人はいません。

そこで、今まで聞いてきた相手の情報と商品を結びつけることで、心を動かせるような提案をすることができます。そのため「提案力」が重要なポイントになります。

営業だけではなく、既に契約済みの加入者に対してもアフターフォローをしなければなりません。加入後の変化、現在の課題がどこにあるのか聞き出し、その課題を解決できるような提案力も必要です。

コミュニケーション能力

生命保険では、営業やアフターフォローだけではなく、代理店営業などで自社の商品を扱ってもらえるように交渉する機会も多いです。

熱意やサービスの良さを主張するだけではなく、このサービスを扱うことでどのようなメリットがあるのか提示し交渉を進める必要があります。そのため、コミュニケーションを通してお互い理解し合うことが必須になります。

相手のことを無理にこじ開けるのではなく、自分から心を開きましょう。オープンマインドなコミュニケーションが求められます。

‌【資格】ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーとは、節約、税金、投資、老後などの様々なお金に関することを学べる資格です。「プランナー」の言葉からわかるように、将来を見据えたお金に関する計画を考える力を身につけることができます。

ファイナンシャルプランナー資格を取得するまでに得た知識は、営業トークとしても使えます。キャリアアップにも繋がる知識も学べるためとてもおすすめです。取得するのであれば、2級以上の合格を目指しましょう!

【資格】生命保険講座
生命保険講座とは、生命保険協会が主催する生命保険会社の従業員の知識向上のために使われる試験です。

生命保険講座を取得するためには、「生命保険一般課程試験」「専門課程試験」「応用過程試験」「大学課程試験」の4つの試験に合格しなければなりません。そのため、長期間かけて勉強することが重要です。

志望動機を作成する上での注意点

生命保険業界の志望動機を考える上で役に立つ情報源がわかったところで、実際に志望動機を作るときに押さえるべき要点について説明します。 ‌ ‌注意すべきは、以下の3点です。

書類選考の通過後を見据えよう

一般的に、志望動機は書類選考の際に記入を求められます。書類選考は通過すれば大丈夫と高をくくっている人がいるかもしれませんが、それは危険な考えです。なぜなら、面接は書類選考を元に進むものだから。志望動機に思ってもいないことを書いてしまえば、面接でもそれを前提に進められます。 ‌ ‌エントリーシートや履歴書の志望動機は、面接の前提になるものだと心得て書くようにしてください。

企業に入社してからやりたいことは具体的に伝えよう

志望動機で言及する、企業に入ってからやりたいこと。 ‌ ‌「生命保険会社の営業職で働きたい」 ‌「御社に入って〇〇部門で活躍したい」 ‌
上記のようにやりたいことは曖昧にせず、面接官に実際にあなたが働いている姿をイメージさせるように伝えてください。 ‌ ‌やりたいことを具体的に伝えるコツは、以下の5つの要素を押さえること。 ‌
1)「誰(組織や人)」に対して
2)「何(商品やサービス)」を
3)「どのように」
4)「誰(個人orチームや体制で)」が
5)「どこ(場所)」で

上記の5つのポイントを押さえることで、働くイメージをしている、志望度の高い学生であると印象づけることができます。 ‌
企業分析を改めてしてみるのもおすすめです!

志望動機を個人の経験と結びつけよう

企業の人事は、千~万人単位の学生の志望動機を聞いています。インターネット上で拾ってきたものをなんとなく伝えても、印象には残らないでしょう。 ‌ ‌その際に必ず必要なことが自分の経験と結びつけて志望動機を作ること。生命保険業界を目指す理由を個人の経験に根ざしたものにすることで、説得力のある志望動機に仕上げることができます。

志望動機の書き方〜3STEP〜

生命保険の志望動機の書き方3STEPを紹介します!生命保険会社に効果的な志望動機をどのように書くべきか理解していきましょう!

STEP1:志望理由/結論

志望動機の冒頭にまずは「志望理由/結論」を書きましょう。

具体的には...

「なぜ応募先の企業で働きたいのか」
「なぜ応募先を選んだのか」
「なぜ応募先に魅了されたのか」

など志望する理由を簡潔に書くことが重要です!

新卒採用ページやホームページなどに記載されている「求められる人物像」「経営理念」「社員さんのコメント」などを参考に、なぜ自分が志望しているのか、どんなところが自分と適正を感じたのか明確にしましょう! ‌志望理由の「冒頭文」の例

志望理由の冒頭文の例を紹介します!

「私は、貴社の充実した医療保険があることで健康と家族に心配を抱える壮年期のお客様を支えることができると思い志望しました」

STEP2:結論に至ったエピソード

冒頭で述べた志望理由/結論に至った具体的なエピソードを書きましょう!

なぜその結論に至ったのか理由や背景について述べることで、より志望動機の説得力が増します!書く際のポイントは、応募している企業に絡ませて話すことで好印象を残すことができることです。

例えば、その応募先の企業を知った・興味を持ったきっかけとなったエピソードを挟むことなどが挙げられます!仕事に対する価値観など「自分にしか書けない」要素を入れることで、より複数ある企業の中でも応募先の企業を選んだことをアピールすることもできます!

志望理由の「エピソード」の例

志望理由の「志望理由/結論」の後に書くべき結論に至ったエピソードの例について紹介します。

「志望理由/結論」:私は、貴社の充実した医療保険があることで健康と家族に心配を抱える壮年期のお客様を支えることができると思い志望しました。

エピソード:学生時代に私の父が大病を患いました。長期入院が必要となりましたが、当時の自分は何もできず無力さを感じていました。しかし、貴社の医療保険に加入していたことで、金銭面の不安もなく治療に専念できました。自分自身も医療保険があったことで、それまで通りの学校生活を送ることができました。この経験を踏まえて、私も「保険で安心を届けられるような仕事をしたい」と思いました。

STEP3:採用後の意気込み

採用後、どのように働きたいのかエピソードを踏まえて意気込みを書きましょう!これまでに得た経験やスキルを、採用後にどのように活かせるのか説明します。

インターンシップなど経験したことがある場合は、得た経験やスキルの活かし方を記載すると応募先の企業側も想像がしやすく、どのように働けるか考えやすくなります。未経験者の場合は、大学生活、アルバイト、ゼミ、サークルなどの活動で得たスキルや経験の活かし方を具体的に伝えましょう!

志望理由の「採用後の意気込み」の例
エピソード:私は、4年間アルバイトとして学習塾の講師をしました。アルバイトでは、学生が気軽に相談をできる環境作りを心がけ、具体的には、授業終わりに相談会を開きました。相談会を開いたことで、成績だけではなく、学生のメンタル面でも安定するようになりました。私はこの経験を踏まえて、自分のヒアリング力を活かして仕事をしたいです。

採用後の意気込み:ヒアリング力という自分の強みを活かして、気軽にお客様が相談に乗りやすい雰囲気作り、そしてヒアリングした情報に沿った提案をしたいです。

【生命保険】職種ごとの志望動機例文

生命保険の職種ごとの志望動機を紹介します。

【営業部門】志望動機例文

志望理由/結論:
私は、お客様の立場に立って一人一人のライフステージを支えたいという思いがあるため、生命保険業界を志望しています。

エピソード:私がこの思いを持ったきっかけは、事故に遭い入院した際に保険に加入していたことで金銭面の不安を抱えることなく、治療に専念できたことです。この経験を踏まえて、生命保険業界に興味を持ち始めました。

採用後の意気込み:
対面販売のアルバイトの経験から、お客様とのコミュニケーションの中で課題を発見する能力が自分の強みになりました。自分の強みを活かして、貴社の営業部門で活躍したいと考えています。

‌【事務|アンダーライティング部門】志望動機例文

志望理由/結論:
私は「お客様だけではなく、働く頑張る人を応援したい」という思いから貴社を志望しました。

エピソード:
私は、大学4年間野球部のマネージャーをしていました。野球部員の日々目標を持って練習に打ち込んでいる姿を見て、「頑張って努力している人をサポートしたい」と思いました。サポートを通して自分自身もやりがいを感じました。また、サポート方法で野球部員のパフォーマンスの質を向上させることができると学びました。

採用後の意気込み:
貴社には「お客様のために全力を尽くす」という強い思いを持つ方々が集まっているとOB/OG訪問を通して知りました。私は、そのような営業職の方々を支えられるように事務の仕事では、正確さとスピードを意識して仕事に取り組みたいです。

【資産運用部門】志望動機例文

志望理由/結論:
私は保険というサービスをより多くの方に知ってもらい、人のためになるような仕事をしたいため、貴社を志望しました。

エピソード:
大学に入学してから家庭の貧困に苦しむ子供に勉強を教えるボランティアに参加しました。私が担当した子供たちの多くが、保護者の死亡や病気によって収入が減り貧困に苦しんでいました。この経験を活かして、親の病気や死別で金銭面で苦しむ子供を減らしたいと思うようになりました。

採用後の意気込み:
貴社は、他社の生命保険会社とは異なり、海外事業を最小限に抑え、国内の事業に注力していると理解しています。貴社の「日本の人たちの生活を支えたい」という思いを体現した事業内容やビジョンに共感しました。入社後の数年間は、営業職で経験を積み、その後はより多くの方々を救えるように資産運用の業務に携わりたいです。顧客から預かっている保険料を安定的、安心してもらえるような運用を意識して仕事をしたいです。
生命保険業界の志望動機例文
‌今まで説明してきたことを踏まえて、実際の志望動機の例を紹介します。以下の例文は、第一生命の志望動機。ただ模倣するのではなく、自分だったらどのようなエピソードを用いるのか考えながら読んでみてください。

‌第一生命の志望動機

志望理由/結論:
私は、「生命保険を海外の貧困地域にも広めていきたい」と考えるからです。

エピソード:
私は大学時代にカンボジアの孤児院でボランティアを行なっていました。その孤児院で私が担当していた少年は、幼くして一家の働き手である父を亡くしていました。彼の母親は旦那さんを亡くした悲しみと経済苦から生活ができなくなっていました。その時の経験から日本にあるような保険商品をカンボジアでも広めていきたいと考えるようになりました。

採用後の意気込み:
私が貴社を志望する理由は、大きく2点あります。1つ目は、貴社が国内の生命保険会社で初めてカンボジアでの保険販売に着手したことです。私が生命保険を志した理由と合致しています。
次に女性としての働きやすさがあるためです。私は女性として定年退職を迎えるまで働きたいという思いがあり、将来的には管理職や経営職に就き、会社全体の舵取りを行いたいと考えています。貴社は2017年度の日経ウーマンによる「女性が活躍する会社ベスト100」で1位を獲得しています。‌またOG訪問でお会いした〇〇様は「次世代女性リーダー研修」や「社長塾」‌に参加しており、制度が充実しているともお聞きしました。従業員全体の女性比率や管理職比率も他の会社を圧倒しています。これらのことから、貴社を志望させていただきます。

‌【日本生命】志望動機例文

志望理由/結論:
私が生命保険業界を志望している理由は、お客様と幅広く、深い関係を築きたいからです。そのためには、保険商品のみではなく、付帯するサービスなど提供をし、多面的にサポートする必要があると考えています。私は、以上の理由から貴社の商品開発部門に携わりたいです。

エピソード:
私の強みは、高校時代野球部の主将を務めた経験から一人一人の観察をし、何が必要なのか探す力です。一人一人の必要なことを部員と話し合い、独自のトレーニングメニューを一緒に考えたり、提案したことで最終的には、全国大会に出場することができました。

採用後の意気込み:
自分の強みを活かして、お客様に合ったオーダーメイドのサービスを提供したいと考えるため、貴社の商品開発部門で働きたいです。

志望動機書く際に3つのNGポイント

志望動機を書く際の3つのNGポイントを紹介します!ぜひ志望動機を書く際は、意識してみてください!

①内容やエピソードを盛る

自分のことをよく見せたいと思ってしまいますが、内容やエピソードを盛るのはNGです。企業に対して嘘をついてしまうことになってしまいますので、内容やエピソードを盛るのはやめましょう。

事実を強調するための言い回しの仕方に工夫をしましょう!

志望動機の書き方について解説した記事に内部リンクを貼りましょう!

②自分のメリットだけ主張する

自分がメリットになるような内容を主張するのはNGです。自分がメリットになるような内容を主張しても、企業は共感を得ることができないです。独りよがりにならないように企業の立場を考え発言しましょう!

具体的に自分がメリットになるような内容とは「給与が高い」「福利厚生が充実している」「家から近い」などです。

③業界・企業分析ができていない‌

業界や企業の特徴を把握できていないと、企業側は「自社に本当に興味があるのかな」という懸念を抱きやすくなります。できる限りのことは、業界分析・企業分析を通して把握しておきましょう!