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三菱UFJ銀行(総合職)の年収・初任給・給与体系

f:id:tenshoku66:20230604205726j:image三菱UFJ銀行(総合職)の年収f:id:tenshoku66:20230604205453j:image

全社員の平均年収は773万円ですが、この数字には一般職採用の方や、委託職員・契約職員なども含みますので、三菱UFJ銀行の総合職に限定すると、平均年収は1,000~1,500万円ほどあると見ることができます。実際に、三菱UFJ銀行の総合職行員は、30歳前後で1,000万円の大台に乗っているケースが多く、順調に昇進していくと40歳前後で1,500万円前後の年収に達します。

 三菱UFJ銀行の給与は、基本的には年功序列制です。一部、インセンティブを受け取ることもできますが、役職が就く前の年収の違いは残業時間の違いと言ってよいほど、残業時間が多く、残業時間の増加に従って年収が高くなります。尚、2018年3月31日までの社名は「株式会社三菱東京UFJ銀行」でしたが、2018年4月1日より「株式会社三菱UFJ銀行」に変更されましたので、本稿での記載は三菱UFJ銀行に統一しています。

 ▶業界内平均年収比較f:id:tenshoku66:20230604205614p:image

有価証券報告書より作成、2021年3月31日現在)
三菱UFJ銀行の平均年収は、他のメガバンクと比較しても平均的な年収と言うことができます。各銀行間での給与差は、銀行における平均年収の差というよりは「事務職」や「契約職」の人が多いかどうかによると考えられます。委託職員が多い職場は必然的に平均年収が低くなり、総合職で採用された行員が多い職場は平均年収が高くなる傾向にあります。

三菱UFJ銀行(総合職)の初任給

初任給:大学卒 月給20.5万円・院卒 月給23.0万円

メガバンクは初任給を各社横並びにしているため、各社同額の学士卒20.5万円、院卒23.0万円になります。初任給は一般的な企業と同水準の給与です。

30歳で年収1,000万円に到達することも珍しくない三菱UFJ銀行(総合職)ですが、初任給は一般企業と比較しても高くはないと言えるでしょう。

三菱UFJ銀行(総合職) の役職/年次と年収f:id:tenshoku66:20230604205625j:imagef:id:tenshoku66:20230604205647j:image

三菱UFJ銀行は、入社してから5年ほどは給与の伸びを感じにくいですが、30歳前後で役職が就くと劇的に収入が上昇し、1,000万円の大台に乗ることも珍しくありません。そのまま順調に昇給するとさらに10年後には年収1,500万円も実現できます。

 しかし、30歳前後で役職に就けないときは、年収が700万円台付近で低迷してしまうことになります。もちろん、同年代の平均給与と比較すると年収700万円前後でも充分に高給と言えるのですが、同期の行員と比較すると、充分な年収をもらっていないという印象を受けてしまうでしょう。

三菱UFJ銀行(総合職)の主な福利厚生

6営業日連続休暇
時短勤務
フレックスタイム制
産休
育休
資格取得補助制度

6営業日連続休暇を年に1度は取得するようにと推奨されますので、前後の土日を入れると10連休が実現します。海外旅行などに行きたい人も、10連休を活用すれば満足度の高いバカンスを楽しめるのではないでしょうか。

 また、時短勤務やフレックスタイム制度があり、育児をしながら仕事を続けられる体制も整っています。短縮のパターンが30分・60分・90分と3つあり、子どもの成長に合わせて最適な働き方を実現することができます。尚、時短勤務は末子が小学校3年生のときまで利用可能です。それに加えて、三菱UFJ銀行では資格取得をフォローしてくれる制度も充実しており,自分の能力や必要性に応じて資格取得を目指すことができ、個人的なスキルアップもかなえることができます。

三菱UFJ銀行(総合職)の年収1,000万円到達年齢、到達できる確率

三菱UFJ銀行の総合職では、入社後7年目ごろに役職が就くかどうかで年収1,000万円に到達するタイミングが分かれます。早く役職が就いた人は20代であっても年収1,000万円を達成することができますが、役職就任が遅れてしまうと年収1,000万円になる時期が35歳前後になってしまいます。とはいえ、いずれは年収1,000万円の大台に乗りますし、在職20年を超える頃には年収1,500万円も手に届く距離になりますので、年収1,000万円到達率は100%(総合職の場合)と見ることができます。