金融転職マン

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金融マンが教える、就職すべきホワイト銀行4選

f:id:tenshoku66:20230610022504j:imageやはり就職活動では【 金融業界 】が依然として人気ですね。多くの就活生はメガバンクには取り敢えずESを出す人も多いと思います。

といっても金融業界で有名なのは口座を持ってる銀行や自動車保険を使ったりするBtoC企業だと思います。

しかし、金融業界の多くはBtoBで成り立っている場合が多く、普段生活していると名前の知らない企業も多く存在します。

下記のような疑問に答えます。

金融業界って保険とか証券とか幅広いけどその中でもおすすめが知れるといいな

金融業界は激務っていうイメージがあるけどおすすめ企業なんてあるの?

そこで今回は「金融業界」の優良企業をピックアップして紹介していきます。

下記の記事は僕が実際に選考を受けた会社の体験記が載っています。この記事で紹介する企業もいくつかあるので参考にしてみてください。

以上の4つの観点から評価をしていきます。

4つのホワイト条件

福利厚生
WLB
年収
勤務地

ここでは4つの金融機関を紹介します。

信金中央金庫
農林中央金庫
日本政策金融公庫
オリックス銀行

 

信金中央金庫f:id:tenshoku66:20230610022512j:image

詳しい情報を知りたい場合は信金中央金庫採用ページへどうぞ。

給与テーブル
◦20代:300~550万円
◦30代:460~700万円
◦40代:575~1,000万円
◦50代:850~1,200万円

年間休日
120日以上

勤務地
国内・海外支店の全国転勤

福利厚生
各種保険完備
時間外手当
通勤手当
子ども手当
職員社宅
食堂・カフェ
会員制福利厚生サービス
保養所
外部派遣
資格取得奨励制度

社員の方の口コミ

本部では19時までに70~80%程の社員が帰宅しています。役職者になるためには資格取得が必要なので若いうちに自己研鑽をして資格を取っておくほうが良いと思います。同期のキャリアを見ると半分未満くらいが地方勤務であり、地方勤務にあると本部と比較しても業務量が少なくなる傾向にあるのでWLBが充実していると思います。採用数が少ないので、若いうちからマーケット運用や大企業案件を担当できる可能性も高いです。しかし、3年周期でのジョブローテーションで自分の望む部署に配属されるかは本人次第といったところです。

基本的に年功序列で在籍年数に応じた給与テーブルがあります。住宅補助はないものの、格安(6,000~8,000円)かつ好立地の物件に入居することができます。既婚者は社宅に入ることができるので、金銭的に考えると月に10万円ほどもらっているのと等しいと思います。35歳で800万円、40歳で1,000万円に到達するイメージです。4,7,9年目で一気に基本給がアップしていきます。

女性社員が少なく、長く働いている社員の方もいないのでロールモデルがいない。現在女性が働きやすい会社かどうかはわからないですね。事務職に関しては残業もほとんどなくWLBは充実している印象ですが、給与面に関して不満があって退職する社員の方も一定数見かけました。女性活躍やダイバーシティに関して力を入れているので、今後はより一層女性の働きやすい会社になると思います。

 

農林中央金庫f:id:tenshoku66:20230610022526j:image

詳細が気になる方は農林中央金庫採用ページへどうぞ。

給与テーブル
◦20代:350~500万円
◦30代:450~750万円
◦40代:700~1,200万円
◦50代:900~1,350万円

年間休日
120日以上

勤務地
全国の本支店

福利厚生
健康保険・厚生年金などの各種保険
通勤手当
残業手当
住宅貸与制度・住宅手当
有給休暇20日
短期育児休業
育児短時間勤務
語学通信研修の受講料助成(全額)
昼食手当

社員の方の口コミ

 

基本的に年功序列で、中堅からの伸びが大きい。若手は少し不満かもしれません。しかし、給与とは別に割ときれい目な借り上げ社宅を用意してくれるので、それを考えると十分だと思います。30歳前後で1,000万円に到達しそうで管理職になると1,200万円ほど支給されます。年収以外の福利厚生も手厚いので実際は額面以上にもらえています。古き良き日系企業という感じですね。

女性は総合職で入社するか地域職で入社するかで仕事の内容が全く変わってきます。一般職は仕事内容も比較的簡単かつその割にはその他企業とそん色ない総合職の給与がもらえます。総合職であれば、地方転勤もありメンタルと肉体的なタフさが必要となってきます。しかし、総合職でバリバリ頑張るという女性が少ないので管理職も手に届くと思います。育休・産休は当然のように取得できます。

忙しさは部署によりけりといったところですね。近年では残業改革も行われており、以前に比べて働きやすくなったものの繫忙期においては深夜残業や休日出勤もあります。基本的に土日祝が休みで5日連続休暇ももらえるので、友人や家族と遊びやすく満足しています。働き甲斐に関しては大いにあると思います。地方の第一次産業の方々と関わり、金融面だけでなく経営支援など様々なサポートができることは農林水産業の維持に貢献している実感を持つことができます。

 

日本政策金融公庫f:id:tenshoku66:20230610022543j:image

給与テーブル
◦20代:300~400万円
◦30代:350~550万円
◦40代:600~800万円
◦50代:640~1,000万円

年間休日
120日+有給休暇15日

勤務地
全国3ブロックに分かれての配属

福利厚生
通勤手当
扶養手当
勤務地手当
各種保険完備
住宅(独身用・世帯用)完備
育児休暇
介護休暇
フレックスタイム
資格取得支援制度

社員の方の口コミ

初任給は低いが、年功序列で確実に上がるところとボーナスが安定しているところが魅力的だね。逆に言うと頑張ってもあまり評価されない仕組みではあるかな、、

社宅は当たりはずれがあるかなあ。借り上げ住宅だと基本キレイけど寮だと住むためだけの場所になる可能性もあるね。自分で借りる場合には28,000円の補助が出ますね。

カレンダー通りに休めて、年間休日も20日ワークライフバランスは十分ですね。残業もそこまで多くなく、テレワークもできます!転勤があるのだけが懸念点かな、、

 

オリックス銀行f:id:tenshoku66:20230610022551p:image

詳しい情報を知りたい場合はオリックス銀行採用ページへどうぞ。

給与テーブル
◦20代:400~600万円
◦30代:800~950万円
◦40代:900~1,200万円
◦50代:1,100~1,500万円

年間休日
120日以上

勤務地
東京・名古屋・大阪・福岡

福利厚生
時間外手当
通勤手当
住居手当
各種保険完備
借り上げ社宅
保養所
カフェテリアプラン6万円分

社員の方の口コミ

年収は素晴らしく、福利厚生も充実。転職活動をしている人もいるが、この会社よりも良い待遇の会社が見つけられない人が多い。具体的には初任給がかなり高めな上に家賃補助も手厚い印象。8割負担で上限72,000円。家賃手当を含めると2年目で600万円ほど。20代に関してはほぼ同列の昇給であるが、必須資格の取得状況によって以降は徐々にずれてくる。

部署によって残業時間が変わる。繫忙期は20-21時に帰宅することも多く、WLBの調整は難しい。コアタイムのないフレックス制度なので、かなり使いやすい制度です。自分のスケジュールを調整しやすく、定時後の会議がナシなど残業削減の意識も高いと思います。

男性女性問わず、働きやすい会社です。社内の風通しもよく、女性の管理職も珍しくないです。育休や産休からの復職や子育てしながらの勤務などテレワークや時差出勤を柔軟に用いて対応しているようです。オリックスグループ全体に言えることですが、育休や産休などにかなり力を入れており、オリックス銀行単体だけを見ても総合職が女性のほうが多いような状態なので女性にかなり優しい環境だといえます。

資格取得支援制度があり、年に数万円の補助が出る。取得推奨資格を取ると出世に大きく影響するので、皆が必死に勉強していて会社も応援する体制が整っているので素晴らしいと思います。業務に関しては不動産オーナー向けの融資業務で若いうちから不動産選定の経験を積むことができるのは非常に良い経験だと思います。

 

総評

オリックス
→圧倒的な福利厚生・WLB・知名度を兼ね備えた最強企業。しかし、関関同立のある学校だけはフィルターがかかっており、書類で撃沈するという噂。

日本政策金融公庫
→評価では最下位であるが、十分に優良企業。関関同立の多くは手が届かないだろう。100%政府出資で公務員的な仕事にやりがいを見つけ出せるなら○

やはり優良企業への就職は対策が必須となってきます。
上位大学との競争をしなければならず、学歴に勝る武器を身につけなければなりません。