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金融業界は英語が必要!英会話サービスの比較・ランキング

金融業界は英語が必要!

金融業界で働く場合、部署によりますが一定以上の英語力は必須と言っても過言ではありません。

例えば決済系の部門であれば日常会話レベルの英語力は必須ですし、アナリストやトレーダーとして勤務する場合も海外の英文や資料の分析をする際に、英語が読めた方が圧倒的に有利だからです。

また、今後も金融業界で働いていくのであれば、キャリアアップという観点からも英語力は伸ばすに越したことはありません。

無論、今後も外資系じゃなく国内企業で、日本人相手に日本語でビジネスを一生続けていくという方であれば、英語が話せなくても問題はないかもしれません。

しかし、対外交渉が一切ない企業かつ部署で一生働く…という方でない限り、金融業界で働くなら英語力はあるに越したことがないでしょう。

金融業界で役立つビジネス英語を学ぶメリット
海外支社や海外交渉部門など働く上での選択肢が増える
大手銀行や大手証券会社の多くは海外に支社を構えていますし、業務でも海外交渉部門があるなど外国との接点が多いため、ビジネスレベルの英語をマスターしていれば働ける部署の選択肢が増えるというメリットがあります。

海外支社は語学堪能な社員を現地採用するのが一般的ですが、それでも日本のビジネススキルが必要なときは日本の社員が出張しますし、業務内容によっては日本の社員を現地勤務にするケースもあります。

普段は異なるセクションで働いていても、海外交渉の現場ではビジネス英語が必須なので、英会話スキルを持っていれば海外交渉の部署に抜擢されるかもしれません。

つまり「海外で働きたい」「グローバルな部署で働きたい」という方は、ビジネス英語を身につけておくことで希望が通りやすくなるのです。

また、グローバルな業務をこなせるようになればキャリアアップにも繋がるので、やりがいのある仕事を任せられるようになるというメリットもあります。

年収がアップしやすい

金融業界ではビジネス英語が話せるようになると、年収がアップしやすいです。

金融業界は海外の企業との取引もありますし、海外支社を構えているところも多いので英語が話せて損はありません。

管理職やマネジメントを担当する場合、TOEICで一定以上のスコアを持っているなどの条件が課せられている事も多いので、英語力は昇進にも関わってきます。

会社によっては、決済担当部署やフロントも実務レベルの英語力が求められることもあるので、日常英会話よりも習得している人が少ないビジネス英語を身につけておけば年収アップが狙えます。

また、国が行った年収実態の調査でも、「年収700万円以上の人の約半数は英語での日常会話や読み書きができる」ことが分かっています。

ちなみに、年収500万円から700万円未満は約34%、年収500万円未満は約22%しか日常英会話の読み書きができません。

もちろんすべての業種に当てはまることではありませんが、それでも英語力と年収には相関性があると言えます。

外資系・グローバル企業への転職が有利になる
ビジネス英語のスキルを持っていると、外資系金融やグローバル企業への転職が有利になります。

外資系やグローバル企業は給与水準が高く、実力をきちんと評価してもらえる、プライベートな時間を確保できる、年功序列がなくキャリアアップにチャレンジしやすいなど、日本企業にはないメリットがたくさんあるので、転職をしたいと思っている方も多いでしょう。

しかし、人気があるうえに優れたビジネススキルや英語力が求められるため、中途採用は新卒採用よりもハードルが高いといわれています。

ただし、配属されるポジションによって違いはあるものの、求められる英語力の目安はTOEICスコア600~700前後と意外に低く設定されているので、TOEICスコア700以上の英語力を持っていれば採用確率はぐっと高くなります。

特にビジネス英語は会議や打ち合わせ、プレゼンの場で使えるので即戦力として活躍できるかもしれません。

今いる会社のお給料や待遇に満足できない、実力を評価してもらえない、キャリアアップにチャレンジできる環境がないなどの不満がある方は、転職が有利になるビジネス英語をマスターして外資系やグローバル企業への転職を狙ってみましょう。

アセマネ業界などの金融業界で使えるビジネス英語を学べる英会話サービスランキング

オンライン英会話はたくさんありますが、金融業に特化したカリキュラムがあるスクールはあまり多くありません。

しかし、金融業をはじめとしたビジネス全般に使える英語が学べるスクールや学習目的に沿ったプログラムを用意してくれるスクールもあるので、金融業に特化したカリキュラムに固執する必要はないでしょう。

ここでは、金融業で使えるビジネス英語を学べるオンライン英会話をご紹介するので、スクール選びの参考にしてみてください。

経済活動がグローバル化し、お金が国境を越えて動くようになった現代では、金融業界で働くビジネスパーソンにとってグローバルの共通言語である英語力は避けて通れない必須のスキルとなりつつあります。銀行、証券、保険といったあらゆる業界で英語力が高い人材に対するニーズは多く、金融業界でのキャリアアップを実現するうえで英語の重要性はかつてないほどに高まっています。

しかし、金融業界には業界特有の専門用語が多いため、一般的なビジネス英会話を学ぶだけでは実務レベルの英語力は身につきません。金融業界専門の英会話表現や英単語は、金融専門のプログラムで効率的に学ぶのがおすすめです。そこで、ここでは金融業界に特化した英語学習プログラムをご紹介します。

銀行・金融業界特化プログラムがある「EF English Live(EFイングリッシュライブ)」

実践的なビジネス英語を身につけたい、という方におすすめなのがEF EnglishLiveです。スウェーデンに本拠を置く世界最大級の私立語学教育機関のEF(エデュケーション・ファースト)グループが提供するオンライン英語学習サービスの「EF English Live」では、実用性の高い英語を最短で習得できるよう職業別英語コースが用意されています。金融業界のための英語としては、金融用語を習得し、効果的なコミュニケーションなど、グローバルな国際市場で通用する英語を習得できます。ライフスタイルや予算などに応じて、3つの料金プランから選択可能です。EF English Liveは24時間レッスン可能で受講生満足度も98%と非常に高く、大変おすすめのサービスです。7日間の無料体験が可能なので、興味がある方はまず試しに使ってみることをおすすめします。

 

ネイティブと24h英会話
世界最大級のオンライン英会話
1週間無料体験キャンペーン実施中

英語学習の目的に合わせたレッスンが受けられるレアジョブ英会話

レアジョブ英会話は、マンツーマンレッスンが142円から受講できる、レベルの高い講師のレッスンが受けられるなどの特徴を持つ、顧客満足No.1のオンライン英会話です。

レアジョブ英会話のビジネス英会話コースは、ビジネスシーンを想定したトピックを使ったスモールトークやディスカッション、英語習得に効果が高いといわれる「PCPPモデル」に沿った教材を使いビジネス英語を着実にマスターできるプログラムになっています。

また、日常英会話コースの教材も利用できるので、英語力に自信のない方でも自分の英語レベルに合わせたレッスンから始めることが可能です。

専用のオリジナル教材は、「実践ビジネス」「ビジネスシチュエーションクエスチョン」「ビジネスディスカッション」の3つで、ビジネス英会話で必要とされる語彙や実践的な表現を学べます。

レッスンも、一般講師ではなく、規定の品質基準をクリアしたビジネス認定講師が担当するので、英会話初心者から上級者まで正しいビジネス英語を身につけることができます。

また、レアジョブ英会話にはオンライン完結成果保証型英語コーチング「SMART Method®」もあるので、短期間でビジネス英語をマスターしたいという方は検討してみるといいでしょう。

東洋経済オンラインや産経新聞、雑誌プレジデントでも紹介
25分173円~のマンツーマン英会話なら「レアジョブ英会話」

ビジネスコースのレッスンが受け放題のネイティブキャンプf:id:tenshoku66:20230612234544j:image

世界累計利用者70万人突破(2021年8月時点)オンライン英会話アプリダウンロード数№1など、今もっとも支持されているオンライン英会話といえるのがネイティブキャンプです。

ネイティブキャンプが多くの人に支持される理由の一つに「レッスン回数無制限」というサービスが挙げられますが、すべてのコースが均一料金というところも高い支持を得ています。

ビジネス英会話コースは日常英会話コースよりも受講料を高く設定しているオンライン英会話が多いのですが、ネイティブキャンプはどのコースも6,480円(税込)なので、気軽にビジネス英会話を受講できます。

もちろんレッスン回数は無制限ですし、コース内容もビジネス英会話・初級から上級まできちんとレベルわけされているので、自分のレベルに合ったプログラムから無理なく始められます。

レッスンは5分から受講できるため、仕事の合間などちょっとしたスキマ時間に英語学習が進められるのもネイティブキャンプのおすすめポイントです。

月額6,480円でレッスンが24時間受け放題!

仕事の忙しい金融業界の方におすすめの英語学習法

部署によりますが金融業界は残業や休日出勤が多いので、プライベートな時間を確保するのは難しいという方もいるかもしれません。

一般的に、英語を学習するにはまとまった時間が必要というイメージがあるので、英語を勉強したくてもなかなか始められないという方も多いでしょう。

ここでは、仕事が忙しい人におすすめの英語学習法をご紹介するので、ライフスタイルに合ったものから始めてみることをおすすめします。

YouTubeで英語レッスン動画を観る

移動時間やちょっとしたスキマ時間にYouTubeを観ているという方は、YouTubeの英語レッスン動画で英語学習をするのがおすすめです。

YouTubeの英語レッスン動画は、帰国子女や現役の英会話講師、子ども英語番組などたくさんのYouTuberや公式チャンネルが投稿しています。

日本語解説+字幕付きで英会話のポイントを教えてくれるチャンネル、英文法のチャンネル、ネイティブの発音が学べるチャンネルなど内容も多彩なので、飽きずにいろいろな角度から英語学習ができます。

時間も一つの動画で10分から20分程度なので、忙しい時のスキマ時間の英語学習にぴったりです。

聞き流すだけでも多少はリスニングの練習になるので、YouTubeをよく観る方であれば、リスニング力アップが期待できます。

通勤時間に英語学習アプリを活用する

スキマ時間を使って、問題を解きながら英単語や文法を身につけるには、英語学習アプリを活用するのがおすすめです。

YouTubeを使った学習法は、分かりやすく飽きずに続けられるのが魅力ですが、聞き流しに向いているツールなので、問題を解くという実践的な学習には向いていません。

英語学習アプリであれば、リスニングだけでなくスピーキングやリーディング、ライティングまで学習できるものもあるので、4技能をバランス良く鍛えられます。

初心者向けから上級者向けまでレベル分けもしっかりされていますし、TOEICを運営している団体が作ったアプリではTOEIC対策もできるので、学習目的に合ったアプリを選べば効率よく英語学習を進められます。

英語学習アプリは無料のものもたくさんあるので、ゲーム感覚で始めてみるのもいいでしょう。

スタディサプリ ENGLISH

洋画や洋楽で多くの英語に触れる

普段英語に触れる機会が少ない方は、洋画や洋楽で多くの英語に触れることも英語学習に繋がります。

ビジネス英会話は、ビジネスで使われる英単語や文法、フレーズを覚えることも大事ですが、ネイティブが話す英語を聞き取る力を付けることも重要です。

普通にお店などで出会った外国人と話すだけであれば、聞き取れない場合はゆっくり話してもらったり、何回か聞き返したりしても大丈夫かもしれません。

しかし、ビジネス上の会話では相手にゆっくり話してもらうのも、何度も聞き返すのもNGです。

洋画はネイティブが話すスピードに慣れることができますし、洋楽は会話をするときとはアクセントが異なる単語やフレーズに触れられるツールです。

そのため、積極的に観たり聴いたりすることで、英語耳を作るのに役立ちます。

オンライン英会話でアウトプットの学習時間を確保する

またオンライン英会話か、と思うかもしれませんが忙しい金融業界で英語力を身につけたい場合、やはりオンライン英会話は非常におすすめです。

YouTubeや英語学習アプリ、洋画などは空いた時間に効率よくインプットできますが、どんなに英単語や文法を覚えてもそれだけで相手に伝わる英語を話せるようにはなりません。

相手に伝わる英語を話せるようになるには、正しい発音や文法をマスターしなくてはいけないので、マンツーマンでスピーキングをチェックしてもらえるオンライン英会話で定期的にアウトプットする必要があるのです。

オンライン英会話のレッスンは早朝から深夜、もしくは24時間開講しているので、自分の都合に合わせて受講できます。

スクールによってはレッスン開始5分前まで予約を受付けているので、スケジュールが立てにくい方でも学習時間を確保しやすいです。

正しい発音ができているか、間違った発音をどのように直せばいいかを自分でチェックするのはなかなか難しいです。

また、伝わる英語が話せているかも自分一人では確認できないので、オンライン英会話を活用して金融業界で役立つ英語を身につけましょう。

オンライン英会話を活用して仕事の幅を広げよう

銀行や証券会社、保険会社など金融業界では外資系との合併や海外進出などグローバル化がますます活発になっているので、英語は必須スキルになっている会社もあります。

今すぐに英語力が必要でないとしても金融業界の変革はどんどん進んでいますから、今務めている会社もいつ何時必須になるか分かりません。

自分自身の年収やキャリアアップのためにも、金融業界のビジネス英語は早めに身につけておくことが正解です。

オンライン英会話は仕事が忙しくても手軽に実践的な英語を学べる環境が整っています。

まずは無料体験でいろいろなオンライン英会話のサービスを活用して、ビジネス英語習得を目指しましょう。

まとめ

いかがでしょうか?金融分野は変化が速く、特に最近ではフィンテックと呼ばれるようにテクノロジーを活用した金融サービスの革新により新しい言葉や概念が次々に生まれており、最新情報をキャッチアップするだけでもなかなか大変です。一方で、専門的な金融知識と英語力という二つのスキルを身につけることができれば、キャリアの可能性は大幅に広がります。ぜひ上記のサービスなどを上手に活用しながらグローバルに活躍できる金融のプロフェッショナルを目指しましょう。

金融マンが教える、就職すべきホワイト銀行4選

f:id:tenshoku66:20230610022504j:imageやはり就職活動では【 金融業界 】が依然として人気ですね。多くの就活生はメガバンクには取り敢えずESを出す人も多いと思います。

といっても金融業界で有名なのは口座を持ってる銀行や自動車保険を使ったりするBtoC企業だと思います。

しかし、金融業界の多くはBtoBで成り立っている場合が多く、普段生活していると名前の知らない企業も多く存在します。

下記のような疑問に答えます。

金融業界って保険とか証券とか幅広いけどその中でもおすすめが知れるといいな

金融業界は激務っていうイメージがあるけどおすすめ企業なんてあるの?

そこで今回は「金融業界」の優良企業をピックアップして紹介していきます。

下記の記事は僕が実際に選考を受けた会社の体験記が載っています。この記事で紹介する企業もいくつかあるので参考にしてみてください。

以上の4つの観点から評価をしていきます。

4つのホワイト条件

福利厚生
WLB
年収
勤務地

ここでは4つの金融機関を紹介します。

信金中央金庫
農林中央金庫
日本政策金融公庫
オリックス銀行

 

信金中央金庫f:id:tenshoku66:20230610022512j:image

詳しい情報を知りたい場合は信金中央金庫採用ページへどうぞ。

給与テーブル
◦20代:300~550万円
◦30代:460~700万円
◦40代:575~1,000万円
◦50代:850~1,200万円

年間休日
120日以上

勤務地
国内・海外支店の全国転勤

福利厚生
各種保険完備
時間外手当
通勤手当
子ども手当
職員社宅
食堂・カフェ
会員制福利厚生サービス
保養所
外部派遣
資格取得奨励制度

社員の方の口コミ

本部では19時までに70~80%程の社員が帰宅しています。役職者になるためには資格取得が必要なので若いうちに自己研鑽をして資格を取っておくほうが良いと思います。同期のキャリアを見ると半分未満くらいが地方勤務であり、地方勤務にあると本部と比較しても業務量が少なくなる傾向にあるのでWLBが充実していると思います。採用数が少ないので、若いうちからマーケット運用や大企業案件を担当できる可能性も高いです。しかし、3年周期でのジョブローテーションで自分の望む部署に配属されるかは本人次第といったところです。

基本的に年功序列で在籍年数に応じた給与テーブルがあります。住宅補助はないものの、格安(6,000~8,000円)かつ好立地の物件に入居することができます。既婚者は社宅に入ることができるので、金銭的に考えると月に10万円ほどもらっているのと等しいと思います。35歳で800万円、40歳で1,000万円に到達するイメージです。4,7,9年目で一気に基本給がアップしていきます。

女性社員が少なく、長く働いている社員の方もいないのでロールモデルがいない。現在女性が働きやすい会社かどうかはわからないですね。事務職に関しては残業もほとんどなくWLBは充実している印象ですが、給与面に関して不満があって退職する社員の方も一定数見かけました。女性活躍やダイバーシティに関して力を入れているので、今後はより一層女性の働きやすい会社になると思います。

 

農林中央金庫f:id:tenshoku66:20230610022526j:image

詳細が気になる方は農林中央金庫採用ページへどうぞ。

給与テーブル
◦20代:350~500万円
◦30代:450~750万円
◦40代:700~1,200万円
◦50代:900~1,350万円

年間休日
120日以上

勤務地
全国の本支店

福利厚生
健康保険・厚生年金などの各種保険
通勤手当
残業手当
住宅貸与制度・住宅手当
有給休暇20日
短期育児休業
育児短時間勤務
語学通信研修の受講料助成(全額)
昼食手当

社員の方の口コミ

 

基本的に年功序列で、中堅からの伸びが大きい。若手は少し不満かもしれません。しかし、給与とは別に割ときれい目な借り上げ社宅を用意してくれるので、それを考えると十分だと思います。30歳前後で1,000万円に到達しそうで管理職になると1,200万円ほど支給されます。年収以外の福利厚生も手厚いので実際は額面以上にもらえています。古き良き日系企業という感じですね。

女性は総合職で入社するか地域職で入社するかで仕事の内容が全く変わってきます。一般職は仕事内容も比較的簡単かつその割にはその他企業とそん色ない総合職の給与がもらえます。総合職であれば、地方転勤もありメンタルと肉体的なタフさが必要となってきます。しかし、総合職でバリバリ頑張るという女性が少ないので管理職も手に届くと思います。育休・産休は当然のように取得できます。

忙しさは部署によりけりといったところですね。近年では残業改革も行われており、以前に比べて働きやすくなったものの繫忙期においては深夜残業や休日出勤もあります。基本的に土日祝が休みで5日連続休暇ももらえるので、友人や家族と遊びやすく満足しています。働き甲斐に関しては大いにあると思います。地方の第一次産業の方々と関わり、金融面だけでなく経営支援など様々なサポートができることは農林水産業の維持に貢献している実感を持つことができます。

 

日本政策金融公庫f:id:tenshoku66:20230610022543j:image

給与テーブル
◦20代:300~400万円
◦30代:350~550万円
◦40代:600~800万円
◦50代:640~1,000万円

年間休日
120日+有給休暇15日

勤務地
全国3ブロックに分かれての配属

福利厚生
通勤手当
扶養手当
勤務地手当
各種保険完備
住宅(独身用・世帯用)完備
育児休暇
介護休暇
フレックスタイム
資格取得支援制度

社員の方の口コミ

初任給は低いが、年功序列で確実に上がるところとボーナスが安定しているところが魅力的だね。逆に言うと頑張ってもあまり評価されない仕組みではあるかな、、

社宅は当たりはずれがあるかなあ。借り上げ住宅だと基本キレイけど寮だと住むためだけの場所になる可能性もあるね。自分で借りる場合には28,000円の補助が出ますね。

カレンダー通りに休めて、年間休日も20日ワークライフバランスは十分ですね。残業もそこまで多くなく、テレワークもできます!転勤があるのだけが懸念点かな、、

 

オリックス銀行f:id:tenshoku66:20230610022551p:image

詳しい情報を知りたい場合はオリックス銀行採用ページへどうぞ。

給与テーブル
◦20代:400~600万円
◦30代:800~950万円
◦40代:900~1,200万円
◦50代:1,100~1,500万円

年間休日
120日以上

勤務地
東京・名古屋・大阪・福岡

福利厚生
時間外手当
通勤手当
住居手当
各種保険完備
借り上げ社宅
保養所
カフェテリアプラン6万円分

社員の方の口コミ

年収は素晴らしく、福利厚生も充実。転職活動をしている人もいるが、この会社よりも良い待遇の会社が見つけられない人が多い。具体的には初任給がかなり高めな上に家賃補助も手厚い印象。8割負担で上限72,000円。家賃手当を含めると2年目で600万円ほど。20代に関してはほぼ同列の昇給であるが、必須資格の取得状況によって以降は徐々にずれてくる。

部署によって残業時間が変わる。繫忙期は20-21時に帰宅することも多く、WLBの調整は難しい。コアタイムのないフレックス制度なので、かなり使いやすい制度です。自分のスケジュールを調整しやすく、定時後の会議がナシなど残業削減の意識も高いと思います。

男性女性問わず、働きやすい会社です。社内の風通しもよく、女性の管理職も珍しくないです。育休や産休からの復職や子育てしながらの勤務などテレワークや時差出勤を柔軟に用いて対応しているようです。オリックスグループ全体に言えることですが、育休や産休などにかなり力を入れており、オリックス銀行単体だけを見ても総合職が女性のほうが多いような状態なので女性にかなり優しい環境だといえます。

資格取得支援制度があり、年に数万円の補助が出る。取得推奨資格を取ると出世に大きく影響するので、皆が必死に勉強していて会社も応援する体制が整っているので素晴らしいと思います。業務に関しては不動産オーナー向けの融資業務で若いうちから不動産選定の経験を積むことができるのは非常に良い経験だと思います。

 

総評

オリックス
→圧倒的な福利厚生・WLB・知名度を兼ね備えた最強企業。しかし、関関同立のある学校だけはフィルターがかかっており、書類で撃沈するという噂。

日本政策金融公庫
→評価では最下位であるが、十分に優良企業。関関同立の多くは手が届かないだろう。100%政府出資で公務員的な仕事にやりがいを見つけ出せるなら○

やはり優良企業への就職は対策が必須となってきます。
上位大学との競争をしなければならず、学歴に勝る武器を身につけなければなりません。

金融マンが観るべき洋画おすすめ6選【金融リテラシーが上がる!】

お金の余っている人が、お金の不足している人に資金を融通することを『金融』と言います。この金融を生業としているのが、銀行業であり証券業であると言えるでしょう。

金融や経済について詳しくなることは、資産運用に役立つだけでなく、大切な資産を守ることに繋がります。そこで、楽しみながら金融や経済について学べる映画、おすすめ6作品集めてみました。

ウォール街』(1987年)f:id:tenshoku66:20230609234429j:image

監督:オリバー・ストーン
出演:マイケル・ダグラスチャーリー・シーン
上映時間:128分

若き証券セールスマンのバド(チャーリー・シーン)は、投資家で大富豪のゲッコー(マイケル・ダグラス)に取り入ろうとします。しかし、相手にされません。

バドの父・カール(マーティン・シーン)は、航空会社【ブルースター・エアライン】の整備士。そこでバドは、父が勤める航空会社の内部情報をゲッコーに漏らしてしまいます。

「こいつ、利用できる!」

そう思ったゲッコーはバドをそそのかし、【ブルースター・エアライン】社のインサイダー情報を集めさせ・・・

野心に燃える証券マンと、貪欲な投資家による企業買収を描いた金融サスペンス。いまだにアメリカでは、経済・金融ニュースで引き合いに出されるほどの名作です。

2010年には、続編『ウォールストリート』も公開されています。

『マネートレーダー 銀行崩壊』(1999年)f:id:tenshoku66:20230609234434j:image

監督:ジェームズ・ディアデン
出演:ユアン・マクレガー、アンナ・フリエル
上映時間:104分

1995年の2月、『女王の投資銀行』とまで呼ばれたイギリスの投資銀行【ベアリングズ銀行】が破綻します。その損失額は、日本円にして約1400億円。

原因を作ったのは、弱冠28才の金融トレーダー、ニック(ユアン・マクレガー)でした・・・

イギリス映画。実際の事件を題材にした実録映画です。

主人公は目の前の危機を乗り越えるために不正を繰り返し、やがて取り返しのつかない事態を招いてしまいます。不正に手を染めた原因が“功名心”から、というのも人間臭い。

『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015年)f:id:tenshoku66:20230609234438j:image

監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベールライアン・ゴズリングブラッド・ピット
上映時間:130分

2008年に起こった『リーマン・ショック』で、世界経済は大混乱に陥っていました。そんな状況下にも関わらず、大手の金融機関は、信用度の低いサブプライムローン金融商品に組み込んで、低所得者に売りつけていました。

4人のトレーダーたちは、住宅バブルの崩壊をいち早く予見してました。彼らはあの手この手で、巨大金融機関を出し抜こうとしますが・・・

ブラッド・ピットクリスチャン・ベールライアン・ゴズリングなど豪華出演陣が楽しい、痛快なドラマ映画です。

ソーシャル・ネットワーク』(2010年)f:id:tenshoku66:20230609234442j:image

監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグアンドリュー・ガーフィールド
上映時間:120分

学生でありながらプログラマーでもあったザッカーバーグジェシー・アイゼンバーグ)は、恋人にフラれた腹いせに、女子大生の顔写真を使った「人気投票サイト」を作ります。サイトは瞬く間に広まり、驚異的なアクセスを集めます。

彼の才能に目をつけたお金持ち学生は、ザッカーバーグソーシャルネットワーク・サービス(SNS)の立ち上げを依頼します。それは、学生同士の交流を図るためのシステムだったのですが・・・

名門ハーバード大学のいち学生に過ぎなかった青年が、世界最大のSNSとなるフェイスブックを創設してゆくまでを描いています。

アイディアを盗用してでも、先に実現したほうに富が集まる現実。起業した仲間を、経営のために切ってゆくドライさ。

“学生起業家の”光と闇を、圧倒的なスピード感で見せてくれます。

アメリカン・ハッスル』(2013年)f:id:tenshoku66:20230609234448j:image

監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベールエイミー・アダムスジェニファー・ローレンス
上映時間:138分

有能な詐欺師のアーヴィン(クリスチャン・ベール)とその愛人・シドニーエイミー・アダムス)は、FBI捜査官に逮捕されてしまいます。FBI捜査官は、2人に司法取引を持ちかけます。

それは、存在しないアラブの大富豪をダシにして、カジノ利権にたかる悪徳政治家やマフィアを一斉に検挙してしまおうというものでした・・・

要するに、“懲役○○年”みたいな長期の罪をかぶりたくないから、もっと酷いことをした同業者を売れ、って話。

経済犯罪を逃れるために、必死にFBIに協力する詐欺師たち。滑稽というか何というか・・・

ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)f:id:tenshoku66:20230609234452j:image

監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオマシュー・マコノヒー
上映時間:179分

26歳のときの証券会社を立ち上げ、貯金ゼロから年収49億円も稼ぐようになったベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。学歴もコネもない青年が、酒と女を楽しむカリスマブローカー・マーク(マシュー・マコノヒー)に影響され、入社した証券会社でメキメキ昇進してゆきますが・・・

狂喜乱舞。酒池肉林。

持ち前のセールストークを生かしてクズ同然の株を売りつけ、成功すれば女の子を呼んでの乱交パーティ。汚い言葉のオンパレード。熱に浮かされたようなハレンチぶりは、バブル時代の日本の熱狂と重なる部分があります。

まとめ
女にモテたい。自分だけ儲けたい。助かりたい・・・

マネーゲーム」といっても、“人間の感情”とは切っても切り離せないことがわかります。

人の欲望・野望が経済活動の源泉になっていると知ることが、お金を扱う仕事には大切なのかもしれません。

金融映画を見てお金に詳しくなろう おすすめ邦画6選

金融界を舞台にした映画は多い。特に、リーマンショックは史上最大の経営破綻から歴史に残る金融危機に発展したことで、多くの映画のテーマになっている。

歴史的な金融の事件にフォーカスした数々の映画やドキュメンタリーが生まれている。映画を見ることで、金融の歴史を追体験してみてはいかがだろう。過去の金融危機を知ることで、投資の経験値アップにもつながることは間違いない。

①日本のファンド対中国ファンドの買収合戦!「ハゲタカ」f:id:tenshoku66:20230609234156j:image

2007年にNHKで放送された連続ドラマ「ハゲタカ」の4年後を描いた続編映画で、2009年に放映された日本の金融映画「ハゲタカ」。主人公である外資ファンドマネージャーの鷲津政彦(大森南朋)が、中国政府系ファンドの劉一華(玉山鉄二)が狙う日本のトップ自動車メーカー『アカマ自動車』を巡って、壮大な買収戦争を繰り広げるというあらすじです。

M&Aリーマンショック当時の経済状況について勉強になるだけでなく、『ホワイトナイト(友好的な買収者)』や『TOB(株式公開買付け)』などの、普段耳にしにくい用語も多数散りばめられているので、金融用語を学ぶことにもつながります。

映画はひとつの物語として完結しているので、ドラマを知らない人でも楽しめますよ。

② 現代にも通じる金融の基礎が学べる「殿、利息でござる!f:id:tenshoku66:20230609234200p:image

2016年に放映された日本の映画「殿、利息でござる!」は、磯田道史氏の「穀田屋十三郎」が原作の、江戸時代を舞台とした痛快エンターテイメント映画。破産や夜逃げが多数でるほど重税を課していた仙台藩に、主人公である穀田屋十三郎(阿部サダヲ)や篤平治(永山瑛太)らが立ち向かっていくという物語です。

本来年貢を収める側の十三郎が、殿様にお金を貸付け、金利をもらうことで、苦しむ仲間達を救おうという逆転の発想は、現在の金融業界や社会においてもきっと役立つでしょう。コメディ要素も多く含まれているので、楽しく金融について学べる映画です。

③お金と借金の怖さを知り反面教師にしてほしい「闇金ウシジマくんf:id:tenshoku66:20230609234202j:image

2012年に放映された「闇金ウシジマくん」は、真鍋昌平氏の漫画が原作の日本の映画。2010年に放送されたドラマの劇場版で、2014年と2016年にも新作映画が公開された人気シリーズです。

非合法な金利で貸付けを行う金融屋・丑嶋馨(山田孝之)を主人公に、取り立てに追われる未來(大島優子)や、丑嶋に恨みを持つ純(林遣都)などが登場し、お金と共にどう生きていくかが描かれています。

作中では、金融業界の裏の姿や生活保護の実態など、現代社会のリアルともいえる姿が映し出されていて、普段では知ることが少ない世界を垣間見ることができます。荒々しい取り立てなど、借金やお金の怖さを学ぶことにもうってつけの作品といえるでしょう。…

④お金はときとして怖いと感じられる作品「紙の月」f:id:tenshoku66:20230609234206j:image

2014年公開、角田光代氏の長編小説を映画化した「紙の月」。物語の舞台は、バブル崩壊後の1994年。とある銀行の契約社員として働く主婦・梅澤梨花宮沢りえ)が、年下の大学生・光太(池松壮亮)との出会いをきっかけに、横領に手を染め、金銭感覚が麻痺していくというあらすじです。

この物語で一番学べることは、“お金の怖さ”。平凡な主婦が、軽い気持ちでした1万円の横領から金銭感覚が狂い、お金と不倫に溺れていく様は、見ていて恐怖を覚える人も多いでしょう。最後まで見れば、「お金って人を狂わせるな」と、反面教師となるはずです。

サスペンス要素もあり、人間の心理描写も丁寧なので、お金の勉強以外の見どころも感じられます。

⑤『金融腐蝕列島 呪縛f:id:tenshoku66:20230609234211j:image

日本のバブル崩壊後の金融業界の内幕を描いた日本の金融映画の代表作。1999年公開。高杉良の一連の経済小説の中からの一作だ。

1997年、大手都銀の朝日中央銀行の総会屋絡みの不正融資発覚から起きる銀行の危機、上層部の責任回避、内部崩壊、そして再建への一連の物語だ。

モデルはみずほ銀行の前身である旧・第一勧業銀行の総会屋利益供与事件だと言われている。題名の『呪縛』は、当時、同行の頭取が記者会見で「呪縛が解けなかった」と述べたことに由来している。

1997年は、北海道拓殖銀行都市銀行として初めて破綻し、山一證券が自主廃業に追い込まれ、三洋証券も倒産するという日本史上未曾有の金融危機だった。

監査法人f:id:tenshoku66:20230609234215j:image

公認会計士が主役のテレビドラマです。監査法人の仕事のイメージをつかむのにぴったりでしょう。

2002年、バブル崩壊後の長期不況のあおりを受け、日本経済は先行きが不透明だった。そのころ、主人公の公認会計士・若杉がいた「ジャパン監査法人」には、不況の影響をもろに受ける企業は多少の粉飾を見逃そうとする「ぬるま湯」型と、不正を一切許さない「厳格」型の2つの派で意見が対立する状態にあった。そんな中、若杉は先輩・小野寺の下後者の厳格型のほうが正義だと信じるが、粉飾の制裁を受ける企業や社員の心の痛みの中に、仕事にも疑問を感じ始めていく。その中で若杉は、ある食品メーカーの粉飾問題を見つけだし、それが政財界を巻き込んだ大型スキャンダル事件へと発展していく。

世界の金融街と、日本の地位

f:id:tenshoku66:20230607053436j:image金融街」──。あなたはこの言葉からどんなイメージを思い浮かべますか。「金融街で働く」と聞くと最前線で活躍する金融プロフェッショナルの姿が連想されるでしょう。金融に関心のある人すべてにとっての憧れの街と言ってもいいかもしれませんね。

ウォールストリートは世界金融の中心地

金融街とは、証券取引所中央銀行を中心に、銀行や証券会社などの金融機関の本社・本店が集中している一帯のことを言います。

高層ビル群が建ち並んでいる場合が多く、当然のことながらその国や都市の中枢とも言える立地となります。

金融街は世界各地にあり、その代表的な存在がアメリカのウォールストリート(ウォール街)やイギリスのシティ、香港などです。

特にウォールストリートは世界の金融の中心的な役割を果たしてきました。そのものズバリの『ウォール街』『ウォール・ストリート』という映画も公開されるなど、常に脚光を浴びてきた街です。

ちなみにウォールストリートには、本当にウォール、つまり壁があったというのは有名な話です。

アメリカ建国よりも前、現在のニューヨークのあるマンハッタン島に最初に入植したのはオランダ人でした。その入植地の内外を隔てる壁が建設されたことからウォールストリートという名前が残りました。壁を建てたのはオランダ人を先住民から守るためという説もあるようです。

存在感を高める中国の金融街

ウォールストリートに次ぐ世界2番目の金融街とされるのがイギリスのシティです。正式名称は「シティ・オブ・ロンドン」。つまりロンドン市の一区画のことで、スクエアマイルと呼ばれることもあります。

シティは英文では「the City」と定冠詞が付きます。ニュアンスとしては「シティと言えばここ」というもの。シティこそロンドンの起点であるという意味が込められています。

ちなみにウォールストリート同様、シティにもかつては壁が存在していました。紀元前にこの地に侵入したローマ人が築いた城壁のことで、この壁の内側に整備された集落がシティの原型です。

ウォールストリートもシティも、壁に縁があるというのは興味深いところですね。

そして世界3番目の金融街が香港です。ただし最近では中国の存在感が急激に高まっていることから、香港人従業員が流出し、中国人移民が主導権を取りつつあるなど、先行き不透明なところがあります。

その香港と並んで存在感を高めている金融街が中国・上海の陸家嘴(りっかし/中国語読みでルージャーズイ)。中国の国家戦略による金融貿易エリアで1990年代から開発が始まりました。

世界で最も高いビル10棟のうち5棟が中国にあり、3棟が陸家嘴にあるとされています。超高層ビルが建ち並ぶさまはまさに壮観で、躍進する上海を象徴するエリアとなっています。

「国際金融都市・東京」として復権を目指す

さて、日本の金融街と言えばどこでしょうか。東京・中央区兜町です。日本初の銀行や東京証券取引所の前身などが誕生したことから“日本のウォールストリート”とも呼ばれてきました。

そしてかつて世界3大金融街と言えば、ウォールストリート、シティ、兜町のことでした。

それが国際金融センターとしての競争力を示す指数では、現在、世界9位とされています。香港や上海はもちろんのことシンガポールにも抜かれ、すぐ下の10位には中国の深圳が迫ってきています。

金融街としての兜町の力は明らかに落ちており、その姿は近年の日本の衰退ぶりと重なるようです。

今やアジアの国際金融センターとして名前が挙がるのは香港や上海、シンガポールであり、かつての日本の姿は見る影もありません。

背景にはあのバブル崩壊以後の日本経済の低迷に加え、法人税率の高さや英語が公用語として通用しないことなども指摘されています。

こうした地盤沈下ぶりを踏まえ、東京都では「世界に冠たる国際金融都市の地位を取り戻す」として「国際金融都市・東京」構想を打ち出し、さらに「構想2.0」へとバージョンアップするなど、復権に向けた取り組みに力を入れています。

兜町はこの「国際金融都市・東京」構想で重要な役割を担うことから東京圏国家戦略特区として位置づけられ、再活性に向けた動きが活発となっています。

先にも触れたように香港が民主化運動弾圧の影響を受けて金融センターとしての魅力を失いつつあるとの指摘もあり、その受け皿として日本の地位が向上するのではとも期待されています。

まとめ

世界情勢が目まぐるしく変わる中でも、各地の金融街の重要性は今後も変わることはないでしょう。日本がじりじりと存在感を失ってきたのは非常に残念なことですが、今後の復権にはぜひとも期待したいところ。その原動力となるのは、言うまでもなくこれからの金融業界を支えていく若い皆さんです。

金融業界への転職!業界動向から業務の区分まで徹底解説!

f:id:tenshoku66:20230606065423j:image金融業界は2021年11月時点で就業者が約178万人と、増加傾向にある業界です。こういった就業者数の伸びなどから、金融業界への転職を考えている人もいるでしょう。

本記事は、これから金融業界へ転職したい人に向けた内容になっています。ぜひ、今後の転職活動に役立ててください。

■金融業界の現状

はじめに、金融業界の現状として、その市場規模と就業雇用者数が増加傾向であることを具体的に取り上げます。​

| 金融業界の市場規模

金融業界の市場規模は約50兆円で、国内において10位以内に入ります。その中には、銀行や証券会社などさまざまな業種が存在します。そして業界内のシェアでは、メガバンクや大手生命保険会社が上位を占めています。​

市場規模が大きいことから、就業者も非常に多い状態です。平均勤続年数は約14年と、他の業界よりも長く働いている人が多いことも、この業界の特徴のひとつです。​

| 就業雇用者数が増加傾向

金融業界の就業雇用者は年々増加傾向にあります。総務省統計局の産業別就業雇用者数をみてもわかるように、2015年に150万人、2018年に161万人、2020年に163万人(2021年11月時点)と増加傾向にあることがわかります。​

就業雇用者増加の背景には、マイナス金利の影響により地方銀行の再編が進んだことが挙げられます。メガバンクにも負けない規模や事業内容をもつ地方銀行が誕生し、積極的に人材募集をしています。

また、「金融:Finance」と「技術:Technology」を組みあわせたフィンテック(FinTech)のスタートアップ企業が、異業種からの人材を採用していることも要因でしょう。

■金融業界の業種

金融業界にはこれから紹介する4つの業種があります。それぞれの業種がどのような特徴があるのか、解説します。​

| 保険会社

保険会社の業態は以下の3つです。

・生命保険会社

・損害保険会社

・外国保険会社

保険の種類を大きく分けると生命保険と損害保険の2つになります。

生命保険は「人」に関する保険を取り扱います。生命保険会社は顧客から保険料を定期的に受け取って、病気や死亡に備えます。加入者が死亡した場合に、約束していた金額を支払う金融機関と考えてください。

営業職であれば成果に応じてインセンティブがもらえるため、高額な報酬を得ることができるでしょう。

一方、損害保険は「モノ」に関する保険です。災害や事故などにより建物や自動車に損害が出たら保険金でカバーします。

損害保険は保険の対象となるモノの損害の大きさで保険金の支払いが決まります。損害保険会社の営業は代理店営業が中心です。自社の保険を取り扱ってもらえるように代理店に営業をします。生命保険と違って個人向け営業が未経験の人には向いているでしょう。​

| 投資信託会社

投資信託会社は、投資信託を設定して運用する会社です。投資家の資産を預かる機関に運用指図をするのが主な役割です。​

投資信託会社の業態は以下の4つです。

・銀行

・証券

・保険

・独立系ファンド

投資信託の大まかな流れは、次のとおりです。まず投資家が証券会社や銀行などで申込金を支払います。その後、その申込金を投資信託会社が信託銀行などに信託(預ける)します。投資信託会社は信託した機関に運用指図をして利益を受け取り、販売会社を通じて投資家に分配金を支払います。

このように、投資信託は複数の金融機関が関係して投資家の資産を運用していることがわかるでしょう。投資信託会社は運用方針を決定したり判断を下したりする立ち位置にありますので、そこで活躍するには金融や経済のデータ収集や分析などの高い能力が大切になってくるでしょう。​

| 証券会社

証券会社は、株式や債権といった有価証券の売買や取引を引き受けます。

証券会社の業態は以下の3つです。

・日系証券会社

外資系証券会社

・オンライン証券会社

業務には株式売買の仲介をするブローカー業務、証券会社自身が有価証券の売買を行うディーラー業務などがあります。また、新たな証券やすでに発行されている証券を投資家に買ってもらえるように勧誘するセリング業務もあります。​

証券会社の特徴として、アメリカや日本では銀行と証券会社の兼業は認められていません。しかし、ヨーロッパでは銀行と証券の兼業が可能で、証券部門を設けている銀行もあります。​

転職の観点から見ると、証券会社での勤務は金融的な専門知識が必要となるため、未経験者の就業は難しいことが多いです。​

| 銀行

​個人や企業からお金を集めて利子をつけて貸し出す(融資)のが銀行です。個人や企業などからお金を集めることが銀行の最大の特徴になります。​

銀行の業態を細かくみると、営業基盤に違いなどから以下の6つに分けられます。

都市銀行

地方銀行

第二地方銀行

・外国銀行支店​

・ネット銀行​

・信託銀行

いずれの業態でも、預金者と借り手である個人や企業の間に入る間接金融となります。また、投資銀行と呼ばれる金融機関もあります。​

投資銀行では、ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーなどの外資系の金融機関が有名です。

主な業務は証券会社に似ていますが、個人向けではなく法人向けの資金調達がメインとなります。これら投資銀行は、株式を一時的に買い取って投資家に販売して資金を調達したり、M&A分野で企業をサポートしたりします。

■金融業界の業務区分​

ここからは金融業界の業務区分を解説します。金融機関の業務区分にはフロント、ミドル、バックの3つがあります。

なお、以下で紹介する業務区分は、投資信託会社、証券会社、銀行に当てはまる考え方です。​

| フロント​​

フロントは株式や為替取引などを行う部門です。銀行であれば受付窓口がフロントです。顧客と直接的に関わりますので、収益や損失にも大きな影響があります。​

顧客と直接関わることを考えると、臨機応変さが必要な部署です。取り扱っているサービスや金融商品について幅広く理解することや適切な対応が求められるでしょう。​

| ミドル​

ミドルはフロントのサポートを行います。フロントで契約が成立した内容をチェックしたり、リスクの管理をしたりします。​

契約に関してだけではなく、企業の収益の管理もおこないます。保有する株式や為替についてどのような変化をするかの予測や管理も業務の一部です。​

| バック​

バックは顧客向けではなく、社内向けの業務をします。人事や経理、生産管理など幅広い部署が当てはまるポジションです。​

バックはいかに効率よく業務をこなしていけるかがポイントです。売り上げに直結することは少ないものの、社内の円滑な運営には重要な役割といえるでしょう。

■金融業界への転職の可能性を広げるスキルと資格​

金融業界は未経験者にも比較的門戸が広く、転職を受け入れられる可能性のある分野です。業界に必要なスキルや資格があると、さらに転職活動の幅が広がるでしょう。​

ここでは、転職の可能性を広げるスキルと資格を6つ紹介します。

| 英語力

英語力の必要性は勤務する会社や担当部署でも異なりますが、スキルとして身につけておきたいところです。また、外資系の投資銀行であれば英語力は必須となります。フロント業務でも英語資料を読み込んでデータ分析をするため、ビジネスレベルの英語力は身につけておきましょう。

英語力を示すものにはTOEICTOEFL、IELTSなどがありますので、これらで高得点を取得しておけば、自身の英語力をアピールするうえで、ひとつの説得材料となるでしょう。

ちなみに、外資系の投資銀行であればTOEIC900〜990点程度など、ハイレベルの英語力が求められる傾向にあります。

| USCPA(米国公認会計士

USCPA(米国公認会計士)は米国各州が認定する公認会計士の資格で、100年ほどの歴史があります。そのため、日本だけでなく世界各国の人々が取得を目指す資格でもあります。金融業界未経験者など、他業種から挑戦する人も多いです。

USCPAは取得後のレベルアップが前提とされています。

日本の公認会計士試験は難易度が高いことで有名ですが、USCPAは科目別の合格率も40〜50%台と高いです。また、試験を通じて英語力を身につけることもできます。

| BATIC(国際会計士検定)

​​BATIC(国際会計士検定)は東京商工会議所が主催する試験です。英語で会計知識を習得できるほか、日商簿記検定の知識が活かせるという特徴があります。USCPA取得前のステップとして活用できるなど、注目度が高いです。​​

英語力を身につけながら会計や金融の知識がつきますので、勉強時間の効率化にもつながります。初学であれば通信講座などを検討してもいいでしょう。​

| 銀行業務検定​

銀行業務検定は銀行や保険、証券などの業務に必要な実務知識や技能応用力を測る試験で、1968年2月から実施されています。法務や財務、税務などの23系統36種類の試験を実施しており、2019年6月実施の試験では累計受験申し込み者数が1045万人に達しました。​

2018年度の年間受験申し込み者数も依然として25万人を記録しており、取得を目指す人の多い試験です。​

| 証券アナリスト

証券アナリストは証券投資の高度で専門的な知識、分析技術を応用しながら、投資家にアドバイスを行います。日本証券アナリスト協会が主催する試験に合格すれば、証券アナリストを名乗ることができます。​

受験にあたり協会の通信講座を受講する必要があります。また、2次試験合格後も3年以上の実務経験がないと証券アナリストとして登録できません。​

| ファイナンシャルプランナー(FP)​

ファイナンシャルプランナーは、年金、税制、住宅ローン、保険、教育資金など幅広い範囲の知識を持っています。そのうえで、相談者のライフイベントに向けて、総合的な資金計画を立ててサポートします。

ファイナンシャルプランナーは日本FP協会が認定するものと国家検定のFP技能士があります。金融業界未経験者であれば、まずは3級FP技能認定試験に挑戦してみましょう。

■まとめ​

金融業界は就業雇用者数がいまだ増加傾向であり、未経験者でも転職ができる可能性のある業界です。銀行や保険会社など業種はさまざまです。​未経験から金融業界への転職を考えるのであれば、アピールできるスキルや資格があると可能性も広がるので、本記事で紹介したスキルや資格の取得も目指してみましょう。

金融業界の転職事情|後悔しない人生を歩むためのポイント集

f:id:tenshoku66:20230606063933j:image「金融業界での転職ってできるんだろうか」「金融業界から別の業界に行ってみたい!」など、金融業界での転職を意識していませんか?

長年、転職コンサルタントとして働いてきた私から言わせていただくと、思い立った今がいい機会ですので、ここでじっくり考えることをおすすめします。

ここでは金融業界で転職を考えるあなたに、知っておいていただきたい全てのポイントを以下の流れで紹介します。

間違った行動をして将来後悔しないように、また「この行動をして心からよかった」と思えるようにこのページでお伝えするポイントをご一読頂ければと思います。

目次
1. 金融で転職していいの?慎重に考えてみよう!
1-1. 転職に慎重になった方がいいケース
1-2. 当てはまらなければ前向きに考えてみよう
2. 金融業界の方の転職先はどんなところがあるの?
2-2. 外資系金融
2-3. 外資系コンサル
2-4. 公務員
2-5. 経理
2-6. ベンチャー企業
2-7. 事務職
すべて表示
1. 金融で転職していいの?慎重に考えてみよう!
私は、転職エージェントとして「迷ったらまずは転職活動をしましょう!」と多くの方にアドバイスをしてきました。

ただし、金融機関にお勤めの方は100%転職がおすすめというわけではなく、転職に慎重になるべき方もいます。

1-1. 転職に慎重になった方がいいケース
結論から申し上げて、以下のどちらかに当てはまるのであれば、転職したくなっても慎重になった方がいいと考えています。

出世コースに乗られた方
各部署でエース級の活躍をされている方
会社でバリバリ働かれている分、別の会社で実力を試したり、もっと給料がもらえる会社に興味が出ることは当たり前のことです。

ただし、出世コースや待遇と安定を捨て、よそに飛び出した結果、5年後・10年後に「あの時残っておけば」と後悔している方も多数いることも事実です。

そのため、今の社内での地位や待遇を捨てるのがもったいないので、社内でそれなりの存在感を出されている方は転職は慎重に考えましょう。

エース級の銀行員は転職しにくい?

また、特に銀行に多いことですが、出世頭やエース級の活躍をしている方は転職しようと思っても受け入れてくれる企業が見つかりにくいケースが多いです。

これは、エース級の社員を引き抜いて銀行との関係が悪化することを恐れているからです。

特に、金融業界内や、あなたの銀行と取引をしている企業などには「数年別の会社で働いてから来て欲しい」といわれることもあるくらいシビアなのです。

エース級の社員:部署内でトップクラスの成績を出したり、同期でも出世が早い方
どうしてもという時だけ動いてみよう

以上のことから今の会社で存在感を出している方は、転職すべきなのか今一度考えてみることをおすすめします。

ただ、フィンテックなどのテクノロジーの台頭もあり、金融業界の数年先のことは誰も想像できませんし、会社であなたに何が起こるかわかりません。

もし、自分では結論を出せない場合や、どうしても転職に興味がある場合はこのページを読み進めていきましょう。

1-2. 当てはまらなければ前向きに考えてみよう
上記の条件に当てはまらない方であれば、少しでも転職を意識し始めたら前向きに転職を考えてみることをおすすめします。

入社数年目の若手の方であれば、厳しい引き止めに遭う可能性はありますが、それなりの成果を出しているせいで「今の会社(銀行)が怖いから受け入れてくれる企業がない..」ということにはなりにくいです。

金融業界は総合職であれ、一般職であれ多くの悩みを持つ方が多いかと思います。

例えば、以下のような不満や悩みがある方が多いと思います。

職場の人間関係や上司との人間関係に悩んでいる
転勤が多いことに悩んでいる
入社前に思い描いていたイメージと違う
ノルマやプレッシャーから解放されたい
理不尽なルールや慣習に嫌気がさした
どうしてもやりたいことができた
給料に満足できなくなった
出世の望みが薄い
こういった不満や悩みを持った場合は、前向きに転職を考えて1歩踏み出せば悩みが軽くなる可能性が高いです。

前向きに一歩踏み出すべきなのは、以下の3つの理由からです。

希望のキャリアや職場を掴んでいる方がたくさんいるから
転職せずにずっと後悔している人もいるから
残ることにしても満足して働けるから
以上の理由を、1つずつ、私や同僚が転職をサポートした方の中で印象的だったエピソードを踏まえて解説していきます。

2. 金融業界の方の転職先はどんなところがあるの?
金融業界で転職を考えている方は転職先にどんなところがあるのか気になっているかと思います。

そこで、私の過去の経験を踏まえ、金融業界の方がよく検討・転職される転職先と、実際にそこはおすすめなのか?を解説していきます。

実は金融業界出身者は、金融業界だけでなく多くの会社が欲しがります。それには以下の理由があります。

数字に強く、経営的な視点もある
研修などがきちんとしているので、社会人基礎力が高い
資格を取っていたり、知識レベルが高い
こういった背景があることから、以下のように本当にたくさんの道があり、しっかり考えないと後から後悔する可能性が高いです。

特に、入社5年目以内の若いタイミングであれば、未経験の業種・職種であっても可能性は十分にあります。

2-1. 日系の同業他社
2-2. 外資系金融
2-3. 外資系コンサル
2-4. 公務員
2-5. 経理
2-6. ベンチャー企業
2-7. 事務職
2-8. その他にもたくさん!
2-1. 日系の同業他社

今の会社での経験を生かして、他の会社へと考える方は非常にたくさんいます。

特に金融業界の方が考えがちなのが「転職先は安定しているのか」ということなので、よく同業他社は候補に挙がりますが私は慎重になっていただきたいと考えています。

例えば、「信用金庫→地方銀行」のような同業種内での転職です。
なぜなら、業界が同じ会社間にカルチャーにはそこまで差はないからです。

今の職場を辞めたいと考えた理由にもよりますが、銀行や証券の方に多い「ノルマがきつい」「転勤が多い」などの悩みは、どの会社でも当てはまる可能性が高いです。

よほど希望の転職先でやりたいことがある、もしくは待遇が良くなるわけではない限り、同じような悩みを持つことが多いからです。

目線を変えるとおすすめ

同じ金融でも、「カード会社」「リース会社」などは銀行や証券会社ほどガツガツしておらず、転勤も少ない会社が多いです。

今のスキルを活かしつつ社風の違った会社であれば「ノルマがきつい」「転勤が多い」のような悩みが和らぐ可能性が高いです。

2-2. 外資系金融
日系の金融機関から、外資系の金融機関に転職する方は一定数いらっしゃいます。

ただし、投資銀行などは非常に採用基準がハードなので、狭き門です。

さらに、外資系企業とはいえ、銀行のバリバリ成果を出せるエースクラスの引き抜きはには躊躇するケースが多いです。

ただし、中にはうまく転職し、転職先でも成果を収めてる方が多いので、チャレンジしてみる価値はあります。

特に多いパターンが若手の方でポテンシャルを買われて外資系の保険業界などに行かれる方や、M&Aなどの専門性の高いスキルを持った方です。

2-3. 外資系コンサル
総合職の方の中には外資系のコンサルティングファームに行かれる方もいらっしゃいます。

特に、若手の方に多く5年目までであればポテンシャルを評価してもらえれば可能性はあります。

ただ、学歴が求められること、自頭やコミュニケーション能力が高い水準で求められることから簡単ではありませんが、チャレンジしてみる価値はあります。

金融から外資コンサルというキャリアを踏むと、その後も幅広いキャリアを踏みやすいです。

2-4. 公務員
特に銀行の方に多いのですが、金融機関から公務員に行かれる方はたくさんいらっしゃいます。

ノルマや転勤に追われ、そういったものが少なそうな公務員への憧れが強くなっていきます。

ただし公務員に転職して「こんなはずじゃなかった」と後悔している人は実はたくさんいます。例えば以下のような理由で転職を考える方にその傾向が強いです。

業界や会社のルール、体質が窮屈に感じていた方
仕事内容が面白くなかったという方
しかし、ノルマや転勤からの解放を求める方にとっては最もおすすめできる転職先の一つかと思います。

2-5. 経理
特に銀行員の方が転職先としてよく志望するのが、「経理の仕事」です。

営業のノルマなどに嫌気をさした方が、ノルマがあまり多くない経理の仕事を希望する傾向にあります。

ただし、経理への転職もなかなか難しく、うまくいっている方はごく一部です。

金融の方は複数の資格を持っているなど、一見有利に見えますが、中途採用経理として特に欲しがられるのは他社で経理を経験してきたような方の可能性が高いです。

そのため、経理未経験の方は非常に難しいですが、可能性はあるのでチャレンジしてみる価値はあります。

2-6. ベンチャー企業
金融からベンチャー企業・スタートアップ企業に行かれる方もいらっしゃいます。

待遇が落ちてしまい、安定もなくなってしまう傾向にありますが、金融機関からベンチャーに飛び込むののであれば早い方がいいです。

それは、ベンチャーには金融業界の仕事を活かせることがあまりないことや、ベンチャーの方が一人当たりの裁量が大きく、成長できる環境だからです。

将来ベンチャーに行きたいという思いがあるのであれば、なるべく早く行動しましょう。

2-7. 事務職
銀行や証券会社で一般職として働いていた方の転職先に多いのが事務職です。

多少待遇は落ちてしまうケースが多いですが、金融業界で細かい仕事をこなしていた方は他社の事務職として転職しても苦労することは少ないです。

また、「数字のプレッシャーから解放されて幸せになった」という方もいますので、今の仕事のストレスが大変な方は一つの選択肢にしましょう。

ただ、事務職を非正規社員で補う企業も増えてきており、きちんと条件を見極めて応募することが大切です。

2-8. その他にもたくさん!
ここまでで、7つの業界職種を紹介してきましたが、まだまだあります。

不動産業界・・・不動産にはお金の話が絡むので金融業界の知識を活かしやすい
M&A業界・・・・財務に関する知識が必要なので金融業界の知識を活かしやすい
人事やシステム・・同じ職種であれば業界問わず進みやすい
以上のように金融業界の方には本当にたくさんの選択肢があります。

そのため、そもそも転職すべきか、転職を決めたとしても実際どの業種を受けるべきなのか、一人では正しい判断ができないケースが非常に多いです。

3. 間違えないように相談相手を作るところから始めよう
先ほども申し上げた通り、金融業界から転職するのには、本当にたくさんの道があります。

そのため、あなたは「本当に転職すべきか」、「どの業界・業種を受けるべきか」までたくさんの選択肢の中から選ばなければなりません。

これらを一人で考えることはすごく大変で、だからこそ多くの方が転職せずに踏みとどまってしまうのです。

そこで、気軽に相談できる相談相手を作るようにしましょう。

3-1. 相談相手は詳しい人が好ましい
3-2. 転職エージェントというサービス
3-3. 他にもこんなサポートをしてくれる
3-1. 相談相手は詳しい人が好ましい

転職の相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような2つの条件を満たすような人でないときっと後悔します。

転職について詳しい
転職したい業界の仕事について詳しい
転職の相談ですから、人事の方や人材会社に所属しているような転職に詳しい人でないとあまり役に立たないかもしれません。

また、転職に関してだけではなく、希望の業界について詳しくなければいいアドバイスがもらえないでしょう。

そこで、まずはこの条件を満たす方に2~3人相談してみることをおすすめします。

とはいっても、身近にこんな人いないという方も多いと思うので、そういった方向けの無料で使えるサービスを紹介します。

3-2. 転職エージェントというサービス
転職エージェントという完全無料で使えるサービスがあり、多くの方がこのサービスを使って転職のプロに転職の相談をしています。

転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら転職するかどうから、どこを受けるかを一緒に決めることができます。

3-3. 他にもこんなサポートをしてくれる
転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。

履歴書・職務経歴書の作成(添削)
求人探し
求人の応募手続き
面接の日程調整
配属先の交渉
給与・ポジションの交渉
雇用契約書の確認
入社関連手続き
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。

今の仕事やプライベートとこれらの面倒な手続きを両立させることは非常に苦労します。そのため、手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。

身近に頼りになる相談相手がいる!という方も求人をもらったり、手続きを代理でしてもらうために転職エージェントを使ってみるのもいいかもしれません。

4. 金融の転職時によくあるQ&A
ここで銀行員の方にために、銀行員の転職でよく出る3つの質問にお答えしていきます。

金融業界での転職はどんな資格があれば有利?
志望動機が思いつきません
金融未経験でも飛び込めるの?

4-1. 金融業界での転職はどんな資格があれば有利?
金融業界での転職のために資格を取得されようとする方が多いですが、資格よりも転職では実績や人柄の方が正直大切です。

しかし、そもそも資格が必要なポジションがあったり、熱意を伝えるきっかけになるので、あれば有利になることが多いです。

ただ、業種・職種によって求められる資格が違います。以下は証券会社の営業への転職に有利な資格ですが、同じ営業でもポジションによって必要とされる資格は大きく異なることがわかります。

リテール営業

証券外務員資格(1種・2種)
ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP
CFP
ホールセール営業

証券外務員資格1種
証券アナリスト(CMA・CFA)
一概に言うなら、これらの資格は難易度の高いものが多く、1から勉強するとなると、時間がかかって転職が遅れてしまうということです。

そこで、まずは転職エージェントに資格を取るべきか、今持っている資格で狙えるのは何かを確認してみることをおすすめします。

無駄な資格を取得するのにかかる時間も減らせるので、興味がある職種がある方は気軽に相談してみましょう。

4-2. 志望動機が思いつきません
金融業界へ転職する方、業界内で転職する方、業界の外へ転職される方、それぞれ志望動機に悩まれることも多いかと思います。

しかし残念ながら、「これを伝えれば受かる」という全員が使える志望動機はこの世にありません。

あなたのできることやキャリア感などをしっかりと伝えられるものでないと面接官の心に刺さらないからです。そのため、こういったときほど転職エージェントを使うべきです。

面談などで担当者があなたの過去・現在・未来をしっかりと棚卸ししてくれ、応募企業の志望動機をしっかりと整理してくれます。

転職を成功させやすいのは、転職エージェントを単なる相談相手としてだけではなく、内定を取るために使いこなせる方だと思っています。

あなたの転職の成功こそがエージェントのミッションなので遠慮なく相談しましょう。

4-3. 金融未経験の人も飛び込めるの?
結論から申しあげて、金融業界が未経験の方でも飛び込むチャンスはあります。

そして、最近の傾向として、異業種からの転職の壁はどんどん低くなっています。それは、金融機関へのニーズが近年大きく変わってきたからです。

今まで金融機関は「安定性」「安全」などが顧客から求められてきました。しかし、最近はスマホなどの台頭で、「便利」であることも重要視されるようになってきました。

各社、様々なサービスを出しているのですが、市場のニーズを汲み取り、世の中に出し、うまくPRする、そういったことができる人材を金融業界が求めはじめました。

異業種で経験を積んできた方も金融業界への転職がしやすくなってきたので、未経験だからと遠慮せずに一歩踏み込んでみましょう。

そして、未経験の方もまずは転職エージェントに相談するべきです。

未経験であれば、先ほど紹介した『doda』『マイナビエージェント』『パソナキャリア』がサポートが親身なのでおすすめです。

5.まとめ
金融業界で転職したい方に向けて転職のポイントを紹介してきましたがいかがでしたか?

金融業界の方は非常にたくさんの選択肢があるので、「転職すべきか」から「どこを受けるか」を慎重に選ぶ必要があります。

第一歩目は転職に詳しい人に相談してみることですが、身近に相談できる人がいなければ、完全無料の転職エージェントに登録し、転職のプロに相談してみましょう。